第14話 長年の想い…-ずっと好きだったんだよ…大翔-

「Rock」


【Laser Pool Open】


響也はベルトの機会音と同時にロッドを振るい、ビリヤードのプールにも似た板状の光線『レーザープール』を形成してその中にオーディンを閉じ込めた。


更にレーザープールには1~15まで書かれたビリヤードのボールが置かれ、響也はロッドをビリヤードみたいに構えた。


「グッ!逃ゲラレナイ!!」


「「「止めだ!ベリアル!!」」」



俺はスロットルのレバーを3回まわした瞬間。するとオーディンの動きが止まった状態になるとダビデとボーンの機械音と同時に仮面の口元から牙が出てきた。


その間に俺はオーディン数百、数千回と蹴りを喰らわせた後にダビデとボーンの機械音と同時に鳴る。


【【Crusher Open………Skull Assault Strike】】


祐司は翼に雷を纏ったと同時に羽ばたかせて上空に浮いてそのままオーディンに近づき祐司は1回転してオーディンに翼を勢い良く思いっきり叩きつけた。


【Wing Volcano】


「Liberation!」


【Fifteen Judgment】


ベルトの機会音と同時に響也はビリヤードの球は激しく射出し、15個の球はオーディンに目掛けて全て撃ち込まれる。



俺、祐司、響也の順番でオーディンに必殺技を喰らわせオーディンは跡形も無く消え去った。



俺と祐司と響也は変身を解いてオーディンを倒したので一応だけど、ひと安心って所だな。


「大翔?」


「祐司君。どうして?」


「響ちゃん……」


俺と祐司と響也は声の主の方へ急いで振り向くと、そこに立っていたのは優菜、愛ちゃん、明日香ちゃんだった。


ヤバい……とうとう優菜に見られた。俺が今までずっと隠していたファウストの姿を優菜に見られた。


「響ちゃん……行こう。」


「あっ、う、うん……」


響也は明日香ちゃんに呼ばれてこの場から静かに何事もなかった様に立ち去る。


「祐司君……」


「あっ!は、はい!」


「話しは後で聞くから行こうね。」


「……」


祐司もバツが悪そうに愛ちゃんのあとを着いていく形でトボトボと立ち去る。


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