第6話 念術の堕天使-コノ世ノ支配-

だってねぇ、あんなに必死で食事量を抑えてダイエットや体型維持を頑張ってる女の子達に、1日六食でおまけに一回で食べる量も多いのに体重が、変わらないって羨ましく思うじゃん。


むしろ妬まれちゃうじゃん。って思ってる内に俺が頼んだ味噌ラーメンが出来上がる。


「へい!味噌ラーメンと餃子な。もう1人の兄ちゃんはもう少し待っててくれよな。」


「はい。わかりました。大翔は先に食べてて大丈夫だよ。」


「おう。んじゃ先に食べてるぜ。」


俺は先に味噌ラーメンを食べる事にする。ここのラーメンはスープに少しクセがあるけど麺はしっかりとコシがあり、スープと麺の絶妙なバランスがまた良いな。


餃子も1つ口に運んでみると熱々で肉汁が口の中に広がる旨さって思いつつ食べてるとどうやら祐司のも出来上がった様だな。


「へい!チャーシューメンの大盛に炒飯の大盛、餃子が二皿な。」


「ありがとうございます!頂きます!」


すると祐司は美味しそうに食べ始め祐司が食べはじめて30分後には祐司はラーメンのスープを飲み終わった。それだけじゃない。炒飯の大盛もご飯粒を1つも残さず餃子があった皿も綺麗に食べきった。


俺はと言うと祐司に少し遅れて食べ終わったけど明らかにおかしい事がある……


俺の方が先に食べ始めたのに対して、祐司は俺よりも遅く食べ始め尚且つ量も俺よりあったのにかかわらず、俺より先に食べ終わった。答えは簡単。祐司は高校時代より食べる量は変わらないって事だ。


「ご馳走さまでした。これで腹八分目かな。」


訂正しよう高校時代より進化していたよ……


「おぉ!そうかい。旨かったか?」


「凄く美味しかったですよ!また来たいです。」


「おう!また来な!」


そして、俺達は会計を済ませてまた走る事にしたのでヘルメットを被る。


「次にどの辺に行くか?」


「ん~そうだね。あっ!」


祐司が何かひらめいた様なので続けて言う。


「あそこにある山の方の頂上に行ってみない?」


「あぁ。それは良いかもな。」

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