第6話 念術の堕天使-コノ世ノ支配-
アクセルを回す事でスピードが上がる。そして、スピードが上がる事でちょっとしたスリルを感じるのは俺だけかな?だから俺はバイクでのツーリングは結構好きだな。
暫くしてから都会とは全く別の田舎に着き、辺りの景色は森林で覆われていて都会と比べて何もないが空気が澄んでいる様にも思える。
俺もそろそろ、腹も減ったので近くにあったラーメン屋で一回バイクを止める事にする。続いて祐司もバイクを止めてヘルメットを外した。
「祐司。ここで飯でも食わねぇか?」
「良いね。俺もちょうど腹が減ったから何か食べたかったよ。」
「ここのラーメン屋で良いか?」
「良いよ。」
という事で俺と祐司でラーメン屋に入る事にして俺と祐司は店の扉を開くと中年のおじさんが出てくる。
「いらっしゃい!兄ちゃん達!何にするかい?」
店主の中年のおじさんは元気よく迎え入れてくれる。
「ん~どうするかな。祐司は決まったか?」
「うん。決まったよ。」
「んじゃ俺は味噌ラーメンと餃子で。」
俺が頼んだ後に続けて祐司が頼んだ。
「俺は~チャーシューメンの大盛と炒飯の大盛に餃子を二皿で!」
「お、おう……兄ちゃん達、任しとけ!」
……祐司。相変わらずよく食うな。でも、あのおじさん少し、顔が引きつってたぜ……
さすがに普通、祐司みたいな細い体型であんなに食うとは思わないよな…アイツの高校時代はこんな感じだったな。
まず家で朝飯を食べて、次に俺と学校に行く途中に菓子パンやら、おにぎりを色々買って学校に着いたら食べて、中休みにはこれまた大きい弁当箱を早弁。そして、昼休みには学食で大盛ランチを食べてから学校帰りに寄り道でファミレスで食べて、また家に帰っても夕飯を食べる。って言うの1日の飯が六食という人の倍の食事量。
おまけに一回食べる量も多くためか、俺は最初にあの光景を目にした時は見てるだけでお腹いっぱいになったぜ。
本人曰く体重は全く変わらずとの事。一応、ダイエットやら体型維持を頑張ってる女の子には言わない方が良いぞと注意をしておいた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます