第5話 新たな戦士-さぁ堕天使よ断罪を行う-
すると祐司が持っている携帯電話に手足が生えて話し始める。
「俺はぁ、ご主人の付き人のぉマーレって言うもんでぇ!」
マーレという祐司の付き人は江戸っ子の、べらぼう口調で話始めた。
「宜しくな。マーレ。」
「おうよ!」
すると、ダビデもひょっこり出てきて祐司に自己紹介。
「初めまして、藤田祐司様。マスターの従者をしています。ダビデと言います。」
マーレとは対象的に丁寧な言葉使いで挨拶する。
「相変わらず、堅苦しいぃ挨拶だたなぁ!てめぇは!」
「相変わらず、貴方は品の無い言葉使いですね。」
どうやら二人共、知り合いの様だ。
「んだとぉ!てめぇは!喧嘩売ってんのかぁ?!」
「その喧嘩っぱやい性格は治っていないようですね」
「やろうってのか?!」
「良いですよ。その代わり高価買い取りで返品不可ですよ。」
どうやらダビデとマーレは馬が合わない上に犬猿の仲の様だ。
さすがに俺も祐司も二人の間に入って、取り敢えず、その場は収まったが、2人共、納得がいかずに少し機嫌が悪い様子。
そんな事よりも俺は祐司から聞きたい事が結構あるので質問をする。
「祐司。何故お前がこの力を?」
祐司は少し俯いて答えた。
「話が長くなるけど大丈夫?」
俺は黙って頷いて祐司は話始めた。
まず、俺は警視庁の生活安全部の刑事、主に少年犯罪に麻薬の取締りって言うのは表向きの配属場所。
本当の配属場所は警視庁第零課公安なんだ。
第零課公安は警視庁の中でも極一部の幹部しか認識されてない課で裏世界の取り締まりに、決して表沙汰にならない事件を請け負う課なんだ。
俺はある日、警視総監から直々の命令である事件を調べていた。人が無惨にも認識が解らないってくらい殺られた死体についてね。
顔は人とは思えない形、そして、腕や足は胴体から引き剥がされた様に取れて、胴体には噛み千切られていた。
明らかに人間がやったとは思えない反抗だったが、上司の見解は精神異常者による快楽殺人としてたけど、俺には人間が行った殺人だとは思えなかった。
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