淡々としている彼の音楽への想いが伝わってきました。嘘のつけない彼の正直な感想にクスリ。けれどもピアノに対してまっすぐな彼。そんな彼にしっかりと彼女の演奏が伝わって……ラスト。
聞き方一つで、こうも違うかと確かに思いました。『嫌い？』と『好き？』。僅かだけど大きな違い。
その部分が、なんかどう表現していいかわからないのですが、すっごく良かったです。

　とても惹き込まれました。
　音の話もそうですが、ピアノの演奏と、二人のやり取りが魅力的でした。そして上手い人の前で弾くのは気が引けることや、それでもピアノが弾きたくなる気持ちも分かるので、心の中で頷きながら読みました。
　そして読んだ後に「好きなら弾いていいんだな」と思いました。上手い人が言ってくれると、余計許された気持ちになりますね。

　素敵なお話をありがとうございます。

「嫌いじゃないなら……弾きたいのなら弾くべきだ。下手でもなんでも。音楽は誰にでもその門戸を開くのさ」



「ピアノが好きなの？」

　彼はひとつ訊ねた。

「好きだよ」

　私はようやくそう答えられた。


ここに､この2箇所に全てが詰まってますね｡凄い感覚が身体を駆け抜けました｡

優しい気持ちになれました。
最後の最後で、質問が変わるのがとても良かったです。
出会った二人のこれからが想像出来るようなラストも、とても好みでした。
素敵な作品をありがとうございました。

私も習ってても全く上達せず。でも弾けなくてもピアノに触れて音を出すのが好きだなぁと思い出しました。
見回りの先生、寛大^ ^
この二人の関係、今後楽しみになるお話でした。

好きなら上手いか下手かなんて関係ないですよね！
彼、感が良すぎッ！(笑)
ピアノもうまいし、勘も鋭い……。敵いませんね( *´艸｀)♪

私自身ピアノが好きで、実家に帰る度、ピアノに手を伸ばしてしまいます。
段々昔弾けていた曲が弾けなくなるのが悔しいのですが、その中でも好きな曲は不思議と何年経っても忘れないんですよね。

私自身、下手くそでも音楽を全力で楽しむ人間なので(←)、この二人にすごく共感できました。
この二人が今後も音楽を楽しんでくれていたらいいなぁと思います。

この男の子がもしピアノが下手だったとしても変わらず楽しそうに弾くのところが簡単に想像できますね。女の子の最後は正直に好きというところも男の子の素直に思ったことを言っちゃうところも好きです。もちろん先生の寛大なところも。

好きで始めたことも上手い下手にとらわれるといずれ楽しむことすら忘れてしまう。当たり前だけど忘れがちなことを思い出させてくれる素敵な作品でした。ありがとうございました。

例え、下手でも好きな物は好き。
そう言いたいよね。

はじめまして！
作品拝読させて頂きました！

言葉から感じられる２人の空気感、青春感といいますか・・・！
制服を卒業した大学生、ドキドキしながら読みました笑

私もピアノを弾いているので、ピアノを介した２人のやり取りに引き込まれました。

素敵な物語をありがとうございます(#^^#)