１

最近「一日断食」というのを覚えて、毎週土曜日にやっているが、機嫌が悪くなるので、オレはその日、彼女と会うのは避けている。

彼女の部屋の本棚は、本屋のある類の、専門コーナー売り場みたいになっている。

３

自分が「アラサー」だと気づいて、何かを焦っている。

４

先日オレの先祖の墓参りに一緒に来てくれて、お墓を綺麗に磨き、完璧な掃除してくれたのは有難いが、先祖の供養よりも、何か別の意図を感じたのは、オレのうがった見方だろうか。

５

アボリジニの民芸品を買っていた。

６

とにかく理由がなくても笑い続ける「笑いヨガ」を毎朝１時間やっているらしいが、部屋で一人、１時間も笑っている彼女を想像すると――正直に怖い。

７

「パワープレートマシン」を買い、部屋でブルブルと震えていた。

８

「クリスタルボウル」という何十万もするヒーリング楽器を、買おうか悩んでいるらしい。

９

お店に行ったが駐車場がいっぱいで帰ろうとした時、１台の車が出て行き、一番良い場所に車を駐車できた。彼女は「いつもの成果が出た」とニンマリと笑って言ったが、いつも何をやっているかが心配だ。

水を１日、2.5リットル、飲んでいる。

つづく

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい