太陽が好きな吸血鬼

やまやま

第1話 出会い

「暇だ…」

学校にてそんな事を口にしている僕の名前は紅 秀(くれない しゅう)中学二年生、そして今、学校で授業を受けているところだ。だが僕は寝るつもりでいた

「寝よ」

そして僕は夢の世界へと向かった…

「おい、秀…」

「ん…」

誰かの声が聞こえる…

「起きろ!」

「はい!?」

いきなりの大声で流石に起きた…心臓に悪い…

「それで、何か用か…?」

「おいおい折角この私が優しく起こしてやったのにそれはないんじゃないか〜?」

そうしてその女…松本 神奈(まつもと かんな)がそう言う

「それがお前の優しさなら僕はお前を人とは認めないぞ…」

人の耳元で大声出して起こすのが優しさとかこいつ馬鹿か…

「まぁいいや」

こんなことで時間を潰すのもあれだしな。

「それで次はなんだっけ?」

「私を人間と認めないやつには教えねぇ〜よ」

こいつさてはとんでもなくめんどくさいな…まぁ知ってたけど

「はいはい、認めるから次の授業を教えてくれ」

「ふふ〜んこの神奈様は心が広いから教えてやろう!」

こいつチョロいな…そう僕は思った。

「それで次は?」

「次はHRだよ〜」

もう帰れるのか…なんかあっという間だったな。

「了解」

そう僕は返事をしておいた。そしてHRもあっという間に終わり放課後…

僕は一人で帰路を辿っていた。そして家の目の前まで来たその時…

「ねぇ」

っと聞きなれない声が聞こえた。その声の主を探しているといきなり目の前に一人の少女が現れた。

「えっと、なんですか…?」

とりあえず僕はそう聞いてみた。

その時その少女はいきなり倒れ込んできた。

「危な!」

間一髪の所でその人をお姫様抱っこする形で助けられた

「とりあえず家に連れて行くか…」

そして僕はその少女を連れ帰宅した…

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