クレシンド

「すまない、開けるぞ」

タクヤの声聞こえた

「こちらこそすまない、泊めてくれてありがとう」と返した

タクヤと私は微笑みあった

「合格発表してるから見に行こうぜ」

「うん!」

「その前にごはんですよ〜」

綺麗なまるで天使のような人がそう囁いた

「「はーい」」私達はそう返事した


出てきた料理はこの世の物とは思えない位に

美味しく綺麗だった

おこめ?という食べ物が噛めば噛むほど甘く

みそしる?っていうスープと一緒に食べるとすごく美味しかった

おかずの卵焼きはふわふわしていてキラキラ光っていた魚の切り身を焼いた物も舌がとろける程美味しかった


毎日こんな料理を食べているタクヤが羨ましいな


サキさんが欲しいとも思ってしまった

強欲が分かりやすく出てしまった

いけない、いけない


「美味しかったぁ、クレシンド」

「くれしんど?なに?それ」

「私の家では食後の挨拶で使っていたのよ」

「ふーん私ねぇ」

「はっ!コホンなんでもない

結果を見に行くんだろ?行こうぜ」

「あぁ、聞かなかったことにしといてやろう」

「助かるさぁ、行こうぜ!」

「おう!」


なんとかごまかせた…………?

考えるのはやめておこう



合格はしていた

SクラスからBクラスまである

何クラスかな?

タクヤと一緒だといいなぁ

結論から言うと私達はSSクラスだった

「なぁ、タクヤ」

「おい、クロギよ」

「「SSクラスってなんだ?」」

「相変わら仲がいいですな2人とも」

「確か試験官のおっさん」

「おい!タクヤ先生だから!お願いだから!せめて先生をつけて!」

「おっさん先生」

「ごめん、俺が悪かった」

「私はミレフィスだおっさんで悪かったな

それでSSクラスだが、基本的に自由だ

サボってもSクラスに居てもいい

学園長に頼めば《脅せば》基本叶えてくれるぞ」

「それはいい事を聞いたありがと!おっさん先生!」

「ミレフィスつってんだろ!」

「すいませんでした!じゃあ俺も行きますんで!」

「頑張れよ!」

「「ありがとうございます!!」」



コンコンッ!

いつも静かな校長室にノックの音が響いた

「入ってきていいのじゃ!」

「「失礼します!」」

「SSクラス所属のクロギです!」

「同じくSSクラス所属のタクヤだ」

「なんの用じゃ?」

「入学して間もないですが休みを貰おうと思いきました!」

「マジかのぉ?」

「「マジです!」」

「仲良いなぁ君ら!まぁ、いいよ好きなところにでも行ってきな!」

「「ありがとうございます!!」」

こうして私達は自由を得た



――――――――――

えーと作者です

前話で紹介したクロギのステータスにスキル“翻訳”と称号“ダレモシラヌテンセイシャ”を忘れてました。後で直しておきます(多分)


今回は見た目の紹介をしようかなと思います


タクヤ︰男

身長︰145程度

見た目︰黒髪、赤い目、くりっとした目右胸に痣がある

体型︰不要な肉のない引き締まった体


声変わりはまだ、イケメン


クロギ︰男(?)

身長︰145程度

見た目︰入学試験翌日までは黒い目で黒い髪だったが力の代償で白い髪、緑の目になった

ツリ目、首筋に呪いがありいつもネックオーマーみたいなのをしている

体型︰タクヤとほぼ同じ


サキ︰女

身長150程度

見た目︰猫耳メイド




――――――――

作者です

サキについては触れないで(´;ω;`)




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