魔装

戦闘試験

これは地獄だ

手加減を間違えれば死が手を抜きすぎると不合格に、どちらにもペナルティがある

どうしようか…………彼奴を呼ぶか

「お待たせしましたそれでは戦闘試験を開始します!!!」

「「「うおぉぉぉぉぉお!!!!」」」

なぜ雄叫びを………

「ルール説明をします

殺傷能力のある魔法、武器を禁止します」

でしょうね

「では1回戦を開始する!!ソフラ!ソフィ!上へ!!」

「「はい!」」

男の子と女の子が上がって行った

「さて、準備を整えるか」

準備と言っても精神統一だが

…………………

そして時は流れ

「最柊戦!タクヤ!クロギ!上へ!!」

「はい!」

「おう!」

相手は、真っ黒だな

目も、髪も肌は白い

顔は………マフラーで見にくいな

まぁ、いいや

「やるからには「ぜんりょくで!!」」

「では!最終戦開始!!!!」

悪魔コモン召喚!バアル!!」

『少年、何用だ?』

「俺の力をあいつに勝てるぐらいに調節してくれ」

『承知!アメント!!』

「一体何と喋ってるんだ!!オレをバカにしてるのか!!???」

「バアルだが何か?さぁ、行くぜ!」

俺はクロギに殴りかかった

軽く防がれてしまった

ここまでは読めていただからすぐさま蹴りを入れたんだが、これもよ蹴られてしまった

「まじかよォ!コールド!!」

「貴様もなかなかやるな!フレイ!」

クロギの足が燃えて空に浮いた

「すっげ!浮きやがった!」

俺は笑いながら言った

クロギの怒りポイントに触れたらしい

「オレをまたバカにするのか!!ドラニカ!!!」

「は?え?まじ!?」

クロギの背中から翼が否羽が生えた

角も生えた

「えぇー審判〜あれありなの?」

審判は遠くから腕を上にあげ丸型にした

「ありなのかよ………」

“ミノトモシヲツカエ”

「使わねぇ」

“ドウスルノダ?”

「本気を出す!バアル!解放をしてくれ!!」

『了解トキハナタレルチカラ!』

一気にチカラが帰って来た気がした

「魔装発動」

「!?ナニヲスルキダ!!」

「自分を失いかけてまで力を使うな」

俺の体の周りを紫色の魔素が走った

「羽があると飛べる?否羽などただの飾りに過ぎぬ」

俺も空を飛んだ

「ソラハオレノシマダ!黒雲!!」

クロギの周りを黒い雲が囲う

「お主も馬鹿よのうそんな子供騙しにかかるか!クリーン&カシ!」

「ヴヴヴヴゥうう」

この程度か

「あやべ!」

クロギが気を失い落ちていった

俺は何を思ったのかお姫様抱っこで下に降りた

「しょ、勝者タクヤ!!」

戦闘訓練はクラスを決めるものだ、だからが不合格ということはないだろう

「ヒール」

俺がそう呟くとクロギを眩い紫の光が包んだ

「あぁ、そうか、私は負けたのか……」

「すまんな」

「何を謝ること………」

彼女は自分の上半身に目を当てた

「………見たのか?」

おっとゴミを見る目だ……ありがとうございます

「見たのか?」

「すみませんでした」

「まぁ、さらしが破けただけでちょくで見た訳じゃないし、いいだろう、それでここは?」

「俺の家です、着替えはサキにしてもらいました」

「大変だったんですよ〜」

「彼女がサキ、料理がすごく上手いんだご飯食べてく?」

「道理で服が違うわけだ

あと、大変言いにくいんだが宿代がなくてな、寮があると思ってたんだ

なんでもするのでここに住ませてください」

それはもう綺麗な土下座だった…………


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