肉派?魚派?改め、魚賛歌!そして鯨慕情

ふと、思ったのですが、皆さん、どちらでしょうか?

わたし自身でいえば、子供の頃や若い頃はどちらかというと肉派だったのですが、今は魚派ですね。


ついでにいうと洋食派でしたが、今では和食派です。


よくあることと言えばそうなんですけど、年齢がいくと、あっさりした物が好きになるというのに妙に納得してしまう今日この頃。


今の好きな物ベスト3は「にぎり寿司」「鍋料理」「お刺身、煮魚など」ですもん。


そうして魚は今、肉に比べて高くなっている印象。口に入る回数が減ってきた。

(近所にある唯一のスーパー。その鮮魚コーナーが縮小されたので尚更)

うーん、セツナイ。


アジ、イワシ、サバ、サンマ、コハダ、キビナゴ……大好きです。

マグロ、ブリ……。

イカ、タコ、は言うまでもなく。


勿論、白身魚も好きだし、タイ、ヒラメ、河豚フグ!!!


あとは貝類にも目がない。

アサリ、シジミ、サザエ、アワビ、ホタテ、赤貝、ツブ貝……。


忘れちゃいけないのはカニ海老エビ


磯の香りというんですかねぇ。

あれが堪らない。


クラゲとかあと、ホヤも好きです。

シャコも好物。

ナマコにああ、牡蠣カキ

そして、雲丹ウニとイクラ。


川魚、これがまた好きで、

コイアユ山女魚ヤマメ……。


ああ、何か涙目になってきました。

魚、思いっきり食べたい!


もう、既に、肉派?魚派?ではなくて完全に魚賛歌になっているので、今、タイトルも改めました。


ᔦ˙灬˙ᔨᔦ˙灬˙ᔨᔦ˙灬˙ᔨ


そういえば、わたしのスルメ愛に関してはこちらでも書いてきました。

だから魚賛歌!とか言っても、今更、言われんでも知っとるわ!という声が聞こえてきそうですが。


うん、そうなんだけどね。


魚への愛という広い範囲では語ったことは無かったなと(もしどこかで語ってたらゴメン)


何でもそうなんでしょうが、身近にあった時には当たり前だったけど、当たり前でなくなった時にしみじみと恋しくなるっていうね。

クジラとかが最たるものです。


何だか魚賛歌!からクジラ慕情に変わってきましたが、テーマが漂流するのは、わたしのエッセイではいつものこと。


暫し、このままお付き合い下さい。

(タイトルにクジラ慕情も付け加えてきました)


さて、クジラって言っても若い方々は『何だか高いし、まぁ無理やり食べたいものでもないし』って感じなのかなぁと思います。

けどね、昭和の子供にとってはクジラは身近なものでした。


給食に出てくる鯨肉、甘辛く煮てあったと記憶しています。

硬かったからでしょうか、余り人気のメニューじゃなかったけど、わたしは好きでした。


祖母に手を引かれて一緒に出かける鯨肉店にもワクワクしたものです。

今はあまり見かけなくなりましたが、その頃は当たり前に市場の中に鯨肉店があって、祖母はそこでよく、クジラのベーコンを買いました。


外側が食紅?で着色されている大きなクジラベーコンの塊が、どーんとお店の大きな、まな板の上に乗っています。


祖母はそれを見て、お店の人に指を広げて

「このくらいの厚さ、切ってください」と、言うのです。


すると、お店の人がそれくらいの厚さに、その場で切ってくれます。

重さを測って「これくらいでいいですか?」と聞かれるので、良ければ、それでお会計をします。


クジラベーコンは外側は赤いのですが、切ると中は白というか乳白色です。


家に帰ってから、手頃な塊になったのを祖母が包丁で薄く切っていきます。

それにマヨネーズを添えて食べるのが何とも美味しかったのを覚えています。


たまには鯨肉の刺身、これも凍った塊を買ってきて家で切るのですが、ニンニク、生姜醤油で食べると臭みも感じずに、これも好物でした。


考えてみると、懐かしいけどあまり食べられなくなった物(手に入りにくくなったり、高くなったりで)って魚系に多い気がします。


切ないなぁー(再度、呟く)

もう、肉派の皆様には申し訳ないけど(そうしてお肉も好きなのよ、わたし)魚賛歌を歌い上げたい!

っていうか、クジラ三昧のあの日々がどんなに贅沢なことだったのか。


失ってみて初めてわかるといいますが、食に関しても、しみじみ思う今日この頃であります。

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