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  • お待たせ致しました。
    企画へ参加頂きありがとうございます。
    読み終えたのでコメントを。

    良くも悪くも作中作小説ならではの独特な雰囲気だと思います。

    主人公の心情描写の細かさと、その内容に共感を得る部分があり、ゆえに楽しめる部分はあります。

    ですが、入れ子構造と仰るその内容は少々読み辛くもあります。
    この手法は書き手に一定程度の技量が求められる、と私は考えているので。

    技量に絶対の自信があれば「良し」ですが、不安があり読者に補完させるのであれば「悪し」では無いかと。
    そして高い技量があるならば、読み辛い、と言う感想は恐らく出ないと思われます。

    話自体は良かったので、あとは読み手をどこまで意識できるか、手法よりも物語を紡ぐ上で大切な部分だと考えます。

    以上、今後のご活躍を期待致します。
    もうひとつは今から読みますのでコメントは暫しお待ちください。

  • 選考に落ちたからという理由でカクヨムに作品を出している人もいれば、彼等との旅をたった10万字(応募字数)程度で終わらせたくなかったから、WEB媒体という形で世に出した人も沢山いると思います。グイン・サーガみたいに、死ぬまで百冊以上書き続けることが出来れば、キャラクターと別れずに済むのかもしれませんが、流石に50年、60年とシリーズを商業として続けられるのは相当な実力者だけでしょうし。

    私はたまに漫画雑誌を買って読むのですが、名の売れた少年誌になってくると、10週間連載しただけで打ち切りになってしまうものが多々あります。何とか人気を集めようと頑張ったのでしょう。途中で路線を変更したり、唐突にお色気要素を入れてきたりすると、売れるために編集と相談して、自分が心底愛しているキャラクターを、テコ入れしたのだなあ、と悲しくなります。

    元々、入れ子構造という文字に惹かれて、ふらふらとこのページを開いただけだったのですが、共感する部分が多々あり、予想外に長くこのページに滞在してしまいました。充実した時間を有難うございます。

    私も、前々から、作者はときに感動のためという身勝手な理由で人を殺す冷酷な殺人鬼であると、思っていました。『戦闘の最中に二人死んだ』と書かれていただけでは、そこまで心が動かされませんが、『○○が死んだ』と人物名を出して書かれると、例え登場機会が一度きりだったとしても、胸を締め付けられます。まるで、死ぬために生まれてきたようで。

    作者からの返信

    作者はある種その世界の神様なので、優しい神さまもいれば冷酷な神さまもいますよね(僕も身勝手な理由で、キャラクターを殺すことはありますが;汗)。
    個人的には、作者は「自分の描いた世界:登場人物」が本当にそこにあると信じてあげてほしい。そして読者にもそう信じさせてほしい、とは思います。

    かなり話はズレちゃいますが、作者としては、
    「(大きくイメージを崩さない前提で)お色気シーン」なら描ける、
    「路線変更」は嫌、かなぁ。
    「読者サービス」ぐらいならできるけど、「読者の奴隷」にはなりたくないです……。
    読者としては、「人気集めの裏事情」に気づけなければ何でも良いですが、気づいちゃうと冷めちゃいます。急に話が「嘘っぽい:ただの商品」だと感じてしまって。

    本当に、最後までお読みいただき、暖かなコメントありがとうございました!

  • 確かに、世の中は曖昧なことだらけなのですから。全ての物事が論理的に説明出来てしまうのは、所詮、物語の中だけの話。多少矛盾を抱えていた方が、かえって現実に近いのかもしれません。ゼロから世界を創造しなくてはならない、書き手の人達は大変ですね。

    『夢は追い続けてこそ夢。』夢は人生の方向性を示すための物であって、現実的な到達点であってはならない。という事でしょうか。色々と目を引く文がちりばめられていて、次の話も楽しみです。

    作者からの返信

    猫犬鼠子さん、最後まで読んでくださって&応援コメントありがとうございます!

    そうですね。
    心に描いている「夢」というか、「理想」というのはどこにもなくて、叶ってしまったらそれが「現実」に置き換わるんじゃないかなと思いました。

    たとえば、夢にまで見た結婚生活。でも叶ったら、旦那への不満、ローン、その他モロモロ。みたいな。そして、それらから逃れるためにまた何か(新しい夢)を追いかけ始める。
    離婚して生活を失うなり、後で振り返るなり、うまく初心に帰れれば「昔思い描いていた、夢のような現実」に生きている事に気がつくのですが。
    そんな感じの事を考えながら書きました(注:結婚はたとえです)。

    この小説を書く前後に京極夏彦に被れていたので、変な影響を受けているかもしれません(苦笑)