第107話 ファーストクラス、夏木マリの演技が凄い、小説におけるボスキャラの重要性

 資格試験勉強中ですが、合間に沢尻エリカの復活作の「ファーストクラス」というドラマを見てしまったりしています。


ファーストクラス

http://www.fujitv.co.jp/firstclass2/index.html


ファーストクラス (テレビドラマ) - Wikipedia

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9_%28%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E%29



 現在、放送中の「ファーストクラス2」から見たんですが、第二話の「TATSUKO YANO」というファッションブランドのボス役の矢野竜子(夏木マリ)の演技が凄いです。泣けます。


 ちょっとネタバレですが、35年前から付き合いがあった桐生市の縫製工場に、主人公の「TATSUKO YANO」のデザイナーになった吉成ちなみ(沢尻エリカ)と矢野竜子(夏木マリ)が謝罪に行くという話なのですが、途中でアジアに生産拠点を移してしまって、世界的にもトップレベルの技術を持つベテランの職人さんとは御無沙汰だったりするんです。


 その謝罪の仕方が人の心を打つというか、職人さんの心を溶かして、吉成ちなみ(沢尻エリカ)のデザインの服を作ってくれることになります。

 

 その後も矢野竜子(夏木マリ)が35年前にブランドを立ち上げた話、駆け出しの時、制服を作った話とか、街で人々のファッションを観察した話とかをするシーンがあるんですが、これが全部、泣けてくるというか、心に染み入るようなシーンになってます。


 35年の人生の重みとか、ファッションブランドの「TATSUKO YANO」の歴史が見えてくるというか、全編を通して、矢野竜子(夏木マリ)の演技がドラマのレベルを底上げしています。


 矢野竜子(夏木マリ)はビジュアル的には金髪メガネカラス女というとんでもないものなのですが(笑)、それが超カッコ良く見えるというか、凄えよ!となってしまうんです。ゾクっとする演技が連発されます。


 男優でいえば、竹中直人クラスの存在感といいますか、これぞボスキャラって感じです。



 ファーストシーズンは「ファーストクラス」というファッション雑誌の編集部に吉成ちなみ(沢尻エリカ)がインターンで入って、周囲のいじめにめげずに、のし上がっていく話だったので、悪女バトルが面白い話でした。


 ところが、このドラマの後半は悪女バトル、陰謀もスケールアップもありつつ、「ファッション雑誌で働く想い」というものが語られていくというか、熱い話になっていきます。


 「ファーストクラス2」も、矢野竜子(夏木マリ)によって「TATSUKO YANO」への想いが語られ、「TATSUKO YANO」の新ブランドライン立ち上げのリーダーに起用された廣木 リカ(木村佳乃)、ファーストシーズンで成長した吉成ちなみ(沢尻エリカ)の想いなども徐々に見えてきます。


 悪女バトル見ていて、MIINA役の佐々木希、川島レミ絵役の菜々緒ファンになってしまったり、廣木 リカ役の木村佳乃は好きな女優だったのですが、大沢留美役(ファーストクラス編集長)板谷由夏の演技(ハスキーボイスがいい)に感心したり、川島 ナミ絵役(レミ絵の姉)のシシド・カフカのカッコよさに惚れ、須賀 さくら役の倉科カナの可愛さに惚れ、多武峰 凪子役のともさかりえの悪女かつぶりっ子演技が良かったりで、新人、ベテラン女優の魅力満載のドラマです。


 おまけドラマの「ファーストクラスガール」(動画探すの大変ですが非常に面白い)、【公式】「ファーストクラス」レミ絵密着ドキュメント(くだらないけど面白い)なども面白いので、この辺りの公式で公開してる動画を見てもらえると何となく雰囲気を掴めると思います。



【DVD】ファースト・クラス

https://youtu.be/baZv1EOSdBU



 で、やっと小説の話になりますが、主人公も大事だけど、川島レミ絵役の菜々緒、ナミ絵役(レミ絵の姉)のシシド・カフカとか、悪役の魅力、大沢留美役(ファーストクラス編集長)板谷由夏、ブランドクリエイティブリーダーの廣木 リカ(木村佳乃)、「TATSUKO YANO」ブランドを立ち上げた矢野竜子(夏木マリ)などのボスキャラの重要性を思い知らされました。


 ドラマの掴みの悪女バトルにしても、「小説家になろう」のテンプレのようなもので、そういう搦め手といいますか、インパクトも大事なんだなとも思いました。


 そういう極端な設定から、泣けるようなドラマが作れるんだなと思いました。


 とにかく、「売れない」といけないというのはドラマにしても、小説にしても大事で、プロの小説家になったら、あるテーマで雑誌に連載書いてねと編集者に言われることもあるでしょう。

 

 真のクリエーターというのは、やっぱり、制約条件の中で力を出せる存在ではないかと思いました。

 ということで、「小説家になろう」のテンプレという制約の中でも、ちゃんとオリジナリティ出しつつ書けてというのも重要ではないかと、そこから自分の好きなテーマに持ってこれる力量も必要かなと思いましたね。


 プロってそういうせめぎ合いの中で力をつけていくもので、生き残っていくのでは?と思いました。


 「辞めたくなったら、いつでも辞めてもいいのよ?」という「ファーストクラス」編集長、大沢留美(板谷由夏)の名言が心に響きました。



 そこで生き残ったものだけが、小説家として残っていくんでしょうね。


 「ファーストクラス」で繰り広げられる女同士の潰し合いですが、この世はやっぱり適者生存というか、それが本来の人間の姿なんですね。


 アベノミクスで税収増、株高、非正規ですが雇用は若干、増えてますが、国債の日銀買取という危ない橋も渡りつつ、ドルベースで見ると日本の資産減ってるじゃんとか、結局、金持ち、大企業と公務員の資産が増えただけじゃんとか、それが見抜けないようではだめってことなんでしょうね。


 実質的にアメリカに100兆円貢いでるというところまで見抜ければなお、いいですが。それが分かった所で何にもならないですが、小説のネタにはなります。


 ドルで見るとはっきりする「アベノミクスで日本経済はますます衰退している」という現実/山田順氏(出版プロデューサー)の記事が秀逸です。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamadajun/20141008-00039777/


名目GDP(USドル)の推移(1980~2014年)(アメリカ, 中国, 日本, ドイツ, フランス, ブラジル)

http://ecodb.net/exec/trans_country.php?type=WEO&d=NGDPD&c1=US&c2=CN&c3=JP&c4=DE&c5=FR&c6=BR&s=&e=


民主党時代の円高倒産と、安倍政権の円安倒産

http://my.shadowcity.jp/2014/12/post-6124.html


なんで格下げで円高になるんだよ!(個人的には円高がいい!)

http://my.shadowcity.jp/2014/12/post-6115.html


ムーディーズが日本国債格下げ、財政赤字削減などの不確実性を懸念

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0JF1MT20141201


 小説も趣味でやるなら、まあ、関係ないですが、それも悪くないと思います。

 僕はその道もあると思います。


 いろんなスタンスがあっていいと思います。



なろうで流行っている異世界チートはフォークロアである 作者:狗原悠乃

http://ncode.syosetu.com/n3148ck/(リンク切れ)


 これ面白い。

 実際、現実世界に希望の持てない社会になりつつありますが、仮想の世界から現実を変えていくこともできそうに思います。


 それが物語の力なんじゃないかな。





(追記)

 金曜日にちょっと運動したら、土曜日だけでは体力回復せずに明日のヨガは休みとなりました。

 体力不足です。


2018/6/16 19:23

https://www.alphapolis.co.jp/novel/771049446/375169170/episode/1109547

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