ノスタルジア

 押し入れの古い小箱に眠ってる

 手紙の宛名どれも旧姓



 感熱紙 半券の文字消えかけて

 題名のない映画のように



 君と観たレンタルビデオの名場面

 もう一度観ても泣けるだろうか



 貸したあと空ケースだけ受け取って

 今も聴けない3rdアルバム



 リメイク版 街のショップに並んでも

 二度と買えないあの日の熱量



 MDとカセットテープに詰め込んだ

 青い春なら ここにあるのに



 あなたには伝えられない郷愁を

 月が綺麗な夜に重ねて



 許すこと諦めること離すこと

 全部同じとあの人は言う



 思い出の品は残らず捨てたのに

 手帳に残る愛の痕跡



 どうしても君に会いたい こんな日は

 疲れてるだけ 酔っているだけ

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