故郷(さと)に復讐(にしき)を飾りたくて

パンクぽっぱー

※設定・用語集

※この作品には、多様な設定をふんだんに放り込んであります。だからといえども本編で用語が出るたびにいちいち説明するのもテンポの悪化を招く可能性もあります。

 一応本編で軽い説明はしていきますが、随時登場した用語等を、覚書のように羅列していきますので、わからない単語にでくわしたらまっさきにこちらをご参照ください。

 それでもなお理解できなかった場合は、用語集への追加を待つか、脳内補完をお願いいたします。

~場所・施設~

・『ラビリンティア』

 通称『迷宮都市』。元々小国の管理する放置された土地だったが、ある時大迷宮につながる入り口が発見されて以来、富や名声を求め集う冒険者たちの拠点として繁栄した。


・『迷宮』

 全30階層から成る迷宮。『生ける迷宮リヴィングラビリンス』(愛称:リビラバ)とも呼ばれる。

階層ごとに異なる様相を呈し、階層によってはまるで屋外にいるような場所もある。

迷宮には地上では見かけない生物や植物が生息しており、深い階層になるほどに双方の脅威は増していく。同じく発見される貴重な資源や宝物も階を降りる度に価値の高いものとなっていき、採ったものが時を置くと同じ場所に同じものが増えるといった奇妙な特徴があることも、冒険者たちがこの迷宮に集うきっかけの一つとなっている。

それに伴い24階層までの状況は、迷宮を所有する王国が詳細な地図を市場で販売しているため大半が明らかとなっているが、探索に関して国は一切の責任は負わないとしている。

25階層以降の階層についての情報は国から公開されておらず、公には3桁には遠く及ばない人間しかその先にたどり着けていないとされている。


~種族~

・『フラッツ』

 力と知を兼ね備える種族。地の神『グランヅァ』の眷属が起源。専ら人間。その他特筆することはない。『異界の迷い子』は便宜上フラッツに分類される。

→『異界の迷い子』

 何らかの手段によって、違う世界からやってきた人間全般を指す。多くが神の助力による転生で、別世界で死亡した人間の魂が、神の力の一端を宿した肉体に宿る形でこの世界に召喚されている。


『フォレス』

 力よりも知に重点を置いた種族。長身で、耳が尖っている。魔力の生成量、貯蓄量ともに全種族中トップクラス。それもあって寿命も長いが、具体的な値にすると平均120歳前後なのでいまいちピンとこない。

 その反面鍛えてもあまり筋肉が付きにくい(はず)。水の神『ウォーティア』の眷属が起源。


『マインス』

 知よりも力に重点を置いた種族。火の神『ヒーツァ』の眷属が起源。ずんぐりむっくりしている人が多い。

 鉄の塊も軽々と持ち運べる筋力があり、体も鉄のように丈夫。

 しかし、そちらに魔力が持っていかれているのか魔術を扱えるほど十分な生成量、貯蓄量を持っている人は少ない。


『トラヴェラス』

 力よりも知に重点を置いた種族。風の神『エアード』の眷属が起源。成人でもフラッツの子供と大差ない体型。指先が他の種族より柔らかく、器用に道具を扱うことができる。

 その体型故に重い装備が持てず、近接戦に十分な肉体にならないため、迷宮における死亡率は最も高い種族。

 しかしあらゆる病を撥ね退ける加護を持つため、肉体の損傷が無ければフォレスよりも長命。

 あまり知られていないが聡明な個体も多いため、長らく生きているとふとしたときに世界の真理に気がついてしまい、そのまま絶望に沈んで自ら命を絶つ者も多い。


『アニメス』

 特定の種族名というよりは、全身毛に覆われ、外見が動物に近い種族の総称(カテゴリ)を指す。故にどれがどの神の眷属に起源するのかは個体によって異なる。それによって力を重視するか、知を重視するかは各々異なる。

 高い身体能力を持っている者が多く、魔力も高い。その反面、普通に生きていると全体的に寿命が短い者が多い。


『デプス』

 闇を司る神『シャドゥーズ』の寵愛と加護を受けた、他の神の眷属がデプスに変貌する種族。その加護はすべての種族の長所に匹敵する力を発揮させる。

 しかし、屋外で活動すると日差しで毛に着火する程度に日光にとても弱くなる。

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