第248話マックにて

 今日は仕事が休みなので、朝マックに行ってきた。マックで食事などというイベントは1年ぶりくらいかもしれない。ソーセージエッグマフィンセットを注文し、席へと向かう。周りにはコロナ禍を何とも思わないように、お客がいっぱいだ。中にはパソコンを広げてなにやらやっている人もいる。コロナ禍で飲食店に入ることがなんとなく後ろめたい。なので外食自体久しぶりだ。

 ソーセージエッグマフィンをほおばる。うまい。体に悪いものはとてもうまい。卵が半熟なのでとろけそうだ。マフィンとソーセージと卵。絶妙な組み合わせである。マフィンを口に入れつつ、その間にハッシュドポテトを口に投入。さらなる組み合わせに舌鼓を打つ。

 妙に大きく感じるMサイズのドリンク。アイスコーヒーをストローでチューチュー飲む。しかし、ほとんどが氷なのですぐに飲み終わってしまう。ホットコーヒーにすればよかったと少し後悔する。

 食べ終わってほっと一息。周りを見渡す。するとほとんどの人が、食べ終わってマスクをしながら何やらやっている。コロナ禍にあってこれほど無警戒な場所もなかろう。後ろめたさを感じつつ、食後のひとときを楽しむ。

 外で食事という行為自体、自粛してきたので、こうも飲食店にお客がいるということが不思議であった。しかし、皆といるとほっとするのも確かだ。つくづく人間は社会的動物なのだと痛感する。皆といるだけでほっとできるという幸せ。それを程よく感じると店を後にした。

 しかし、私はこれからも外食は自粛しようと思う。飲食店が無防備だというのは実感したので、あまり行かないほうがいい。行くにしても半年後くらいになりそうである。

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