第161話ふなっしー
最近彼をテレビで観なくなった。少しさみしかった。近頃どうしているのかと思いきや、ネットニュースで話題になっていた。
インタビューに答えていわく、体を張ったキツイ仕事ばかり依頼されるので、テレビの仕事を断り続けていたら依頼が来なくなったとのこと。
例えば、体に火を付けながら走ってくださいとか、飛行機に乗って空から落ちてくださいとか、ひどい。彼をテレビ局はなんだと思っているのか。
確かに彼に無茶をやらせると面白い。爆発するなかを疾走するふなっしーを観て笑い転げたものだ。海に浮かんでいるふなっしーも面白かった。しかし、しかしである。そのような自己犠牲の上に成り立つ笑いとは、さすがに限度があるのではないだろうか。あまりのムチャぶりに本人もさぞご立腹だっただろう。
ふなっしーの中に入っている人はトークも面白いのである。むしろ、トークにこそ彼の持ち味が発揮される。あの格好でトークが面白いのだから、彼を生かす方法はいくらでもあるだろうに。そう思うと、残念でならない。
彼は地方の営業で活躍中とのことなので安堵したしだいである。
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