愚痴

献身的な、という愚物

してやった、してあげた、やったのだから。

何が感謝されないだ、何が私が悪だと言うのかだ。

お前が悪だ、甘え、緩み、そこを叩くような屑はお前以外の何者でもない。

正真正銘の悪はお前、悪を押し付けるな。

あぁ、確かに俺は心が理解出来ない、俺は鈍いだろう。

だがお前もなんだろう？

理解した気になったなら思いやりとか言う物を自分で持つがいい。

テメェが欲しがってるものはテメェの手にねぇのか。

テメェが言ってる愛は、テメェにあるのか。

そりゃ気の迷いだったかもしれねぇ、たまには誰だって暴力的になるだろう。

でもよ、泣いてる奴に、詫びねぇのか。

俺もすぐには気が回らなかった、それは確かに悪なんだ。

だけどよ、いつも独りでにつっぱしって、いつも独りでに苦しんで。

老眼だ？色眼鏡かけてんのは昔っからアンタじゃねぇかよ。

なんなんだ、俺はどうすればいいんだ、

叫びたい愛も、投げつけたい怒りも、全部ごっちゃになって喉につっかえやがる

お前も、お前の旦那も、俺も、子供以下のクズ野郎じゃねぇか。

なんで癇癪起こす必要がある、なんでお前がこらえようとする必要がある。

なんでアンタが苦しんでんのに変えられねえんだ。

なんで俺の見えねぇ目から更にかくすんだ、

なんで俺の聞こえねぇ耳から更に遠ざけるんだ。

アンタがアンタ以上にアンタを虐めて、

俺はどう慰めればいい、僕は、何をすればママに許されるの。

僕が知らない人の、僕が伝えた言葉で君は苦しんだんだってね、

僕が君を心配させるたび、僕以上に悲しんで。

僕の、僕は、僕も、僕。

疲れたからここで終わり、寝る、寝たらもう一回。

明日が今日になって、繰り返してでも僕は何度でも許すから。

君が謝ったら僕が許すから、きっと君も僕を許してくれると信じるから