第10話ステータス

ここで一旦、ステータスの話をしよう。


ステータスに関しては、この世界には、一般ステータスと裏ステータスがある。


この2つには、差があるが、まずは、一般ステータスについてを言おう。


一般ステータスは、よくラノベにある、F~SSSからなるステータスで、このステータスがこの世界の主流のステータスである。


このステータスを確認するには、教会で見てもらうか、冒険者ギルドにおいてある鑑定石を使ってみるか、もしくは、鑑定のスキルを持っている人に教えてもらうしかない。


そして、魔王に関してだが、魔王は、初期ボーナスのようなものの中に、鑑定のスキが入っている。


つまり、魔王に関しては、鑑定が自由に使え、これを使って、ダンジョン内のことを行っていくのだ。


そして、もう一つが裏ステータスである。


これに関しては、鑑定のスキルを極めたものにしか見えず、これは数字で表されている。


つまり、こちらのほうが細かく強さを確認できるのだ。


例えば、Aランクのステータスを持っている2人の大人がいるとしよう。


一般ステータスの方では、彼らは同じ力を持っているように見えるが、裏ステータスで確認をすると、彼らには確実に力の差があることが分かる。


つまり、同じランクの中でも、弱いものと、強いものがいるのだ。


それでも、実際には、同じランク同士ということで、他のランクの者からすれば、そこまで変わらないのだが、それでも実践になると、その差というのが確かにあることが、実感できる。


そして、なぜこの話をしたかというと、この話が、ゼアークが作りたいモンスターにかかわってくるのだ。


(やっぱりゲームとは違うな。)


ゲームでは、さっきの説明にあったSSSランクというのは、一つの分野にしか使えない。


しかし、この現実世界になってからは違った。


その規制が少しだけ緩くなったのだ。


この世界では、モンスターの最上級ランクを3つまで設定できるようになった。


まぁ、最上級ランクを設定するのには、莫大な魔力が必要なのだが、それは、ほぼ無限にとれるようになったので、今は特に問題はなかった。


そして、ゼアークが注目したのが、さっきの裏ステータスだ。


今作っているモンスターには、これから作る予定である、ダンジョンを完全に任せる形になる。


つまり、ゼアークは最上級ランクの1つを賢さにしようとしている。


そして、できれば、賢さに関しては、裏ステータスでも、できるだけマックスにするようにしたいのだ。


しかし、それには莫大な魔力が…という問題になるのだが、それに関しても、さっき説明したように、このダンジョンでは魔力に関しては、困ることはない。


つまり、世界最上級レベルの、賢さステータスを作ることができるのだ。


「さて、ほかの物は何にするか…」


賢さに関しては、簡単に決まったが、他の2つの最上級ランクのステータスに関してをゼアークは悩むのだった。







一回、完成した後に、パソコンの不調で、データが吹き飛んでしまいました。

そのため、最初に書いていたものに比べると、少々、雑な点があるかもしれませんが、お許しください。

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