私は皆に囲まれた『ボッチ』 2

申し訳ありません。調べても見つけられない所は全て想像で書いていますので

一部表現の違いを不愉快に感じる方がいるかもしれません。



ーーーー


続くと思っていた。


「ねぇ、難聴だったりする?」

「え?」

「なんてねー!ごめんごめん、よく聞き返してくるから難聴ネタ使っちゃった」

「あ…うん…」


どうにも返せない。…薄ら笑いを浮かべるしかない。


「軽度の難聴なんじゃね?」

「…っ…」

「何いってんのよ!そこの男!止まりなさい!」

「キャーー!にげろー!」


会話の外から口を挟んだ男子が逃げる。

いつもと同じような…ただ、私のことがネタに上がっただけの1日だった。


ーーーー


今日は検診日だ。いつもの帰宅と違う電車にのって病院にいく。


そこにはクラスメイトの…数時間前に難聴なんじゃね?っていった男子がいた。



「え?お前どうしてここにいんの?」

「えっと……」

「○○さん。一番の部屋に入ってください」

「あ、いかなきゃ…」

「そうか、じゃあここで待ってる」


は?折角うやむやに出来るチャンスだったのに。帰ってよ!



ーーーー


その男子は結局そこで律儀に待っていた。


「お、待った待った。で?何故にここにいんの?」

「そっちこそ…どうして?」

「この前の健康診断で軽等度難聴って言われてな!」

「お静かに願います」


その男子は顔をしかめたあと、気まずそうに笑って口を開いた。


「意外と宣告されても視力Cって言われるのとかわんねぇな。そっちは?」


なんでそんな簡単に言えるのか分からない。

視力悪いのと一緒?そんなのと一緒にしないで欲しい。


「あ…怒らせた?それならごめん」


会計を済ませて病院を出る。それでもその男子は話しかけてきた。


「何でそんな飄々と!簡単に難聴だとか言えるわけ!?」

「え…?えっと…あ…ごめん。もしかしてお前も難聴?」

「あんたと一緒にしないで!目が悪いのとも一緒にしないで!」

「へ?…一個目は理解できるから…ごめんだけど」


…言ってしまった。明日から全員に言いふらされて…。


「眼鏡かけるのと補聴器つけるのって一緒じゃね?

それに抵抗があるのはそう感じさせる世の中が悪いと言うのが俺の持論なんだが…」


え?…そんな考え…。


「まぁ学校も悪いよなー。目が悪い人用の席は確保するくせに耳悪い人用のは確保しないし

ってそもそもある程度耳悪くてもそのまま過ごすし母体も少ないからか」


…なんでそんなふうに考えられるのか理解できない。無理矢理な考えにも思える。

でも今まで自分が虐められてたことが馬鹿みたいにも思える。


「考え方は人それぞれってな。あ、おれこのバスだから。また明日ー」


…全容が飲み込めないけど…。その考えに賛同できないけど。

私はその男子が気になってるんだと思う。


ーーーー

ごめんない。難しいことなので…白黒は着けません。

作中の男子の考えは僕の持論ですが、

あくまでも持論です。


文章力なくてすいません。あしたは頑張って面白くします!

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