人生最大の悲劇=喜劇だったはなし
@aaaaami
第1話
ゴォォオォォ…
地球が割れるんじゃないかと思わせるような地響きが辺り一面に鳴り響く。山頂の方から真っ黒な何かがとても速く力強く、まるで止まっているかのように流れ込んできた。
「…おかあ、モガッ…どこ、ゴボッ…」
その真っ黒な何かは植物も、動物も、1人の少女でさえ容赦なく押し流していった。
一晩中地響きが鳴り渡り、朝になると山が1つ消えていた。少女は全身泥まみれになりながらもなんとか生きていた。やがて少女は目を覚まし辺りを見渡し、生気の欠片もない目をしながらこう言った。
「なぜ私だけこんなにも不幸なの?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます