僕が言われたこと

「所詮、あなたは自分のことしか考えていないのよ」

「あなたは、自分が一番かわいいから」

「矛盾してるわ」

「ねぇ、ほしいの」

「あなたのことならなんでも知ってるの」

「ほんとに、自分勝手だわ」

「どうして、わたしが怒られなきゃいけないの？」

「それってどうなの？」

「あなたはタヌキ。尻尾が出てるのよ」

「あなたの未来にわたしはいないから」

「あなたは、無責任極まりないわ」

「逢えばぜったい抱かれたいもの」

「わかってないから平気でそういうことを言う」

「わたしに何をしてくれるの？」

僕が言ったこと

「だから言ったでしょう。人の気持ちが通じ合うなんて、身勝手な気持ちと身勝手な気持ちの僅かな接点だって」

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