天気予報は嘘つき

休日にて

雨の音で目を覚ます

大きな雨粒が壁にあたる音である

人に起こされるのは嫌なのに

なぜ、雨音は平気なのかと

ゆらゆらした思考の海で考える

だだだだ、そう、壁にぶつかる水

ああ、雨だ、雨が降っている

雨が

目をつむると、自然と眠気に身を任せてしまう

次に起きた時、雨の音はせず

陽の光が差し込んでいた

ああ、酷い

雨を取り上げるだなんて

一日中、雨だと言っていたのに

酷い、酷い、と言いながら起きた

休日にて

雨のぬくもりで怠けていたかった

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