果てない疼き

それは痛みとは少し違う

傷があるというのとも違って

(傷口なら、もう見えなくなっている)

なのにどうしてか疼くのだ

(この胸の奥の奥辺り)

在りどころのハッキリとしない

だから尚更、いつも忘れられない

ズキズキというより

シンシンと沁みるように



この果てない疼きを

わたしは今日も抱えている


忘れることも捨てることもできないまま

ずっとずっと抱きしめ続けている

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