もしも、わたしがいなくなっても

もしも、わたしがいなくなったら

きみは、きっと泣いてくれるだろう


一日目は、ひたすらに泣きじゃくり

二日目は、涙も枯れよと嘆くだろう

三日目には、泣き疲れて眠るだろうか


それでもきっと自分の暮らしを思い出して

いつか、わたしのいない人生を

歩きだそうとしていくだろう


それでいいのだ

それでいいのだ


もしも、わたしがいなくなっても

月日は変わらず過ぎていくだろう


いつかの夕暮れ、わたしの墓が苔むした頃

小さな鳥が飛んできて

歌を唄ってくれないだろうか


昔、きみと唄った歌を


あの懐かしい優しい歌を

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