雨はただ降るばかり
雨は大地に降り注ぎ
そこで生きるものたちを潤して
また空へと還っていく
淡々と循環している
その有り様の尊さ
時には
降り過ぎれば憎まれ
足りなければ渇望され
そんな身勝手な要望に
それでも何も言わぬまま
誰も知らない
誰にもわからない
でもこんな静かな雨の日には
その孤独に想いを馳せる
雨はただ降るばかりだけれど
たとえ消えてしまうとしても
胸の内に音もなく降り続いている
この雨
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