山も谷も

自分が見る風景なんだなぁ

きっと山も谷も

嬉しいことも楽しいことも

辛いことも苦しいことも

他人ひとが見せるものじゃなくて

自分自身が見るものなんだなぁ


だから自分以外が何を言っても

どれだけ親切で教えてくれようとして

そこは谷じゃないよとか言われたって

自分が谷と思えば草木1本生えぬ

孤独の谷底になる

どちらが正しいとかの問題じゃないんだよね


今まで生きてきた考えを変えるということは

簡単にいうけれどとても難しい

だけど、多分それが出来たなら

頑なに自ら縛り付けていた

自分の心を解放することができたら


君の世界は随分ずいぶん

景色を変えるんじゃないだろうか


そこは本当に谷底なのかい?

生えている草を花を

知らずに踏みつけているのは

実はそれを誰よりも求めていた

君なんじゃないのかい?


目を、ね

開いているつもりで、閉じている

その目を、ね

ゆっくりでいいから

開けてみないかい?


山も谷もね

きっと、その瞼に隠されているから


だから、ね

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