第3話たたかえ!フルパワーだ!炸裂南派少林拳

おじさんがゼロダークサーティな時間に荒野を駆け抜ける

おじさんの名前はシェンファ。スペシャルフォーシーズだ


「ポチョムキンよ。お前の仇が俺が討つ!ペイバックタイムだ」

ドドドドドドドドドドド

荒野を駆け抜けながら敵の基地に向かう


「おい...なんやあれ...?」

タバコをふかしながら夜間歩哨をしていたおっちゃんが目を細めながら闇の睨む

明らかになにかが接近するドドドドドドという音が聞こえてくる。

「おいあれ敵とちゃうんけ?えらいこっちゃ!」

いびきをかいて寝ている仲間のケツを蹴り上げる



「ちッそろそろ気づかれたか!」

どうやら歩哨に気づかれたらしい

わたわたと歩哨が慌てている。


「ふはは、今更慌てても遅いぞ。バカモン」

基地まで残り500mだ

「Contact!Men! 500m front Bering2-7-5」

ミルシムごっこのせいで口癖になっているセリフを言いながら衝撃に備える


「敵や!攻撃されとるぞ!」

敵の歩哨が土嚢の上に構築しているらしい簡易陣地にて銃を構えながら叫ぶ

「はよう!はようこい!敵やぞ!発砲してええんか?」

電話口で怒鳴りながら許可を求めているようだ。慌てすぎやろ(笑)


「撃てぇ!」

ドンドンドン!ドドドン

どちゅきん.....どちゅきん.....どちゅきん.....


ひゅん!ひゅん!ひゅん

音速の2倍以上のスピードで飛んでくる弾丸を交わしながら銃を素早くドロウする

「ふん!」

タァン!タタタタァン!

カン....カラン...カン...

SUREFIRE X300Ultraが装着されたGLOCK119から高初速の9mmパーラベラーム弾が素早く発射された


「ぐわぁッ」

弾丸は歩哨のおっちゃんの体を貫き容易に死に至らしめた

かわいそうに

しかしたたき起こされた仲間がまだいる

彼らはすぐに即応体制をとる

「撃ち返せや!あほ!いてもうたれぇ!」

ババババババババ

バババッババババ

怒涛のようにまた弾丸が発射される

まるでゲリラ豪雨みたいだ



「今更遅い。中国4000年の歴史しかと味わうがよい!」

おじさんは南派少林拳である洪家拳を駆使し弾丸をよけ間合いを詰める。


「あの動きッ!洪家拳ッ」

おじさんの動きを見てyoutubeで見たことあるぞ..おっちゃんがわめく


あっという間に間合いが詰まり歩哨の目の前におじさんは立っていた。

確実に”やれる”距離だった


「イェェァ!」

掛け声とともに無影腳の蹴りで瞬く間に数人もの歩哨が倒された。


「さあ!来い!」

秘技無影腳によってポチョムキンの仇は討てるのか。がんばれシェンファ!

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