第2話

俺はまずここがどんな所なのか探検することにした。大きな街に行くと生きていた世界とはかけ離れている世界だった。服装が大きく変化していて、ビルなど一つも無く屋台ばかりだ。風で飛ばされている紙が手に引っかかった。見てみると、(ギルドのメンバー募集中)と書いていた。そこで俺は考えた。

[今の俺は金も家も無い。このギルドに入ってクエストをクリアして金を稼ぐか!]

さっそくギルドに着いた。入るとカウンターにギルドに参加するのを伝える。

[すみません、俺このギルドに入りたいのですが]

そうするとカウンターの人にこう言われた。

[あのお客様失礼ですが、この体でギルドに入るのですか?]

確かに俺はとても小さい。このギルドの中で一番小さいといってもいい。というかみんながデカイ。

[いや、大丈夫です。ギルドに参加させてください]

そう言うと

[了解致しました。では、一回目のクエストという事で今から行って貰います。武器はこの大剣か、拳銃か、ナイフか、お好きなのをお選びください。]

どれも強そうだから俺は少し考えた。大剣を大きくて一発が強いが、重すぎる。拳銃は軽くて強そうだ。でも拳銃は使ったことがないから当たらない気がする。だからナイフにしよう。

[ナイフでお願いします。]

[ナイフでいいんですか?皆さんは大体大剣か、拳銃を選びますが?]

[ナイフでいいです。]

[わかりました。それでは初めてのクエストは、雪山のキノコ採取です。レベルは1でいける簡単なクエストなので頑張ってください。]

(戦いたかったな。でもさすがに言えないけど、、、)

[わかりました。行ってきます。]

1時間かけて目的地の雪山に着いた。この山は誰でも安全にいけることから安山とも言われている。俺はキノコを探しに歩いているとキノコが沢山ある。

[もし、いっぱい取ったからギルドに帰ろう。]

その時、この安山が激しく揺れた。

[なんだ?]

目の前から大きなモンスターが現れた。

[確か、このモンスターギルドで指名手配されていたプロの人でも勝てなく1000人を殺した事から付けられた名前がデスドラゴン。

(身体の震えが止まらない)

[なんでだ、なんでこの安全だから安山と言われるこの山にこのSクラスのモンスターがいるんだ?くそ、俺の身体動け。逃げるんだ俺がかなう相手ではない。でもこの山の下には確か街がある。駄目だここで俺が逃げると10000人以上の人が死んでしまう。ここは俺で食い止めよう]

そうはいったが、俺はナイフしか持っていない。ナイフ一本でどうやって、、そのナイフ一本持って俺は走ってデスドラゴンに攻撃した。だか、傷一つ付いていない。

[どうしよう、このままでは勝てない。]その瞬間俺はデスドラゴンに攻撃された。腕は一本ちぎれ、足も一本ちぎれた。[うぁーーーいたぃーーーー]俺は初めてこんなにも痛い思いをした。その時だった。腕と脚は元に戻り、ナイフが光り出した。

[なんだ?これは]なぜか力がみなぎってくる。いける今の俺なら。力を全て使いナイフを振るとデスドラゴンは死んでいた。

[勝った、勝ったぞーー]その勢いで寝てしまった。

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