ある女の独白

アノマロカリス・m・カナデンシス

逢いたい

淋しいなんて

今まで感じた事はなかった


ひとりでいる事は寧ろ私にとって

安らぎだった


あなたに逢うまでは


私の安らぎの中に突然あなたは現れた


私を満たす

あなたの囁きや

あなたとの交わりや

悪戯でさえ


あなたの全てが私を癒した


いいえまだ

あなたの全てなんて知り得ていないけど


自然と生活の一部になって

私の一部になって


当たり前になっていたのに


あなたは

突然いなくなった



淋しい



初めて感じた



私の生活に

私の心に


穴があいた



どこに行っちゃったの?


ねぇ



もう逢えないの?



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