精霊風とオモヒグサ

きまぐれヒコーキ

前菜

オリフレ紹介

ユーラ

・元動物:インドガン


・フレンズ化の経緯

 渡りの途中、ヒマラヤ山脈のブリザードで仲間とはぐれてしまう。

 その後安住の地を求めて飛び続けジャパリパークにたどり着いたところ、ちょうどサンドスターが命中しフレンズ化した。


・性格

 原始仏教やヒンズー教で高尚な存在とされるためか、敬語口調でお淑やか、欲がなく僧侶のような性格。

 しかしながら状況が厳しくなればなるほど、ヒマラヤ山脈を越え渡る根性に火が付き、熱血となる。ただしその根性論はあくまで自分に喝を入れるためであり、他のフレンズに押し付けることはしない。

 元動物の性質か旅が好きで、各地を飛び回る。

 仲間を失った経験からか、仲間が傷つくことを強く嫌がる。又、時折そのトラウマを思い出すためか、仲間と一緒に寝たがる夜が有る。

 群れでは、その優しさで皆を支える母親のような役回りを演じている。


・身体能力、戦闘スタイル

 幾千キロを高速飛翔する上、高度8000 m以上を飛翔できる動物のため、フレンズトップクラスの持久力を持つ。一日中全力で動いても平気な上,単純な腕力なら鷹に劣らない。

 又、最高速度も鳥類の中ではトップクラスである。

 その穏やかな性格に反して肘撃ち、膝蹴り主体のえげつないスタイルで戦う。


・野生開放

 背中に光輪を生じ、代謝量の大幅な上昇に伴い熱気を発する。

 又、腕にヒンズー教の装飾を纏う籠手が出現し、武器兼防具となる。

 パワー、スピード、攻撃力、防御力が大幅に強化される上、ブリザードのような乱気流中でも飛行可能となる。

 その持久力のためか、、野生開放の持続可能時間が突出して長い。




残雪

・元動物:マガン


・フレンズ化の経緯

 ジャパリパークに群れのリーダーとして飛来した時、ハヤブサ亜科に襲われる。仲間を逃がすべく自ら一騎討を行いハヤブサを退けるも、自身も瀕死の重傷を負う。そこを飼育員に拾われ治療を受ける途中、サンドスターによりフレンズ化した。


・性格

 ガラの悪い親父口調だが、温情に厚く仲間に寄り添うタイプ。

 ユーラと同じく旅が好きで、しばしば各地を一緒に飛び回る。

 非常に賢く多少の事では動じないので、冷静に作戦と行動を考えられるが、仲間の身に危険が迫った時は自分の身を省みず助けようとする熱い一面も持つ。

 その賢さと器用さを活かし、自分で木を削って小さな武器や道具を作り、上着の内側に収納している。

 皆に慕われており、群れのリーダーとして頑張っている。


・身体能力、戦闘スタイル

 幾千キロを高速飛翔する動物のため、ユーラ程ではないが力と持久力には自信がある。数時間本気を出し続けても疲れることがなく、腕力なら並みの猛禽に負けない。

 基本的に肘内、膝蹴り主体で戦い、ユーラ同様ムエタイっぽくなる。

 加えて、上着に収納した手作りの木製武器を使ったり、拾って持参している足の長さ程有る木の枝を棒術のようにして戦う。


・野生開放

 上着の前を開き、さらしが露になる。

 腕にくちばし状の籠手が出現し、肘から下の袖が破け飛ぶ。パワー、スピードの底上げと共に、危険察知の神経がより研ぎ澄まされる。

 更に,何十もの雁の形をしたサンドスターを出現させることができ、その群れに攻撃させたり、自分の翼と融合して攻撃力、飛行能力を増強させることができる。




マヘリ

・元動物:Stephanoaetus mahery


・フレンズ化の経緯

かつてマダガスカルで猛獣をも駆る怪鳥として恐れられたが、餌の絶滅・減少により自らも餓死、やがて種そのものも絶滅した。

長い時を経て、貴重な化石資料としてジャパリパークで展示されたものの、愉快犯によって盗まれ、パーク内の立入禁止の孤島“イオ島”に置き去りにされる。この時サンドスターを浴びてフレンズ化し、残雪らの助けによってイオ島を脱出する。


・性格

孤島で世間から遠い種だったためか、素朴で気さくな田舎っ子。

 一度死を経験していることから、力が有っても死には逆らえないこと、自分は多くの餌を殺して生き延びたことを自覚しており、その戦闘力をむやみに振るおうとはしない。

 食に対する思いは強く、元々燃費の悪さもあって大食いである。

 コテコテの岡山弁のため、その巨体と鋭い目つきも相まって小動物系フレンズから恐れられがち。特にワオキツネザルには本能レベルで恐怖されている。本人としては仲良くしたいらしく、怖くなくなる方法を色々なフレンズに教わって試しているが、中々うまくいかない。

 フレンズと化し丸くなった猛禽だが、セルリアンや、自分が“家族”と認識した者を傷つける者に対しては修羅と化し、自分か相手が完全に壊れるまで、かつて怪鳥と恐れられた力を振るい続ける。


・身体能力、戦闘スタイル

 掌底と蹴りを中心とした野性味溢れるスタイルで戦う。

 コンドル級の体格を持ちながら高速で森の中を飛翔し、熊よりも大きな爪をもって素早い小動物からコビトカバ、ジャイアントモアサイズの巨鳥をも一撃で狩る圧倒的な戦闘力はフレンズ化によって更に磨きがかかっている。

 Dカップ有ろうと思われる胸は全て大胸筋で占められており、相当な重量物を持ったまま垂直上昇が可能。

 パワー、スピード、殺傷力全てが全フレンズの中でも最高クラスであり、複数の黒セルリアンを単騎制圧するポテンシャルがある。

 しかしその分サンドスター燃費が恐ろしく悪く、ハンター級フレンズを複数集めて協力させた方がジャパリまん消費が安上がりで済むという諸刃の剣である。


・野生開放

 頭の黒いティアラが黄金に輝き、かつ後髪が冠羽のように逆立って赤銅色に輝く。

 身にまとうサンドスターは凄まじいエネルギー密度のため、稲妻のような形態に変化する。

 手足には彼女の意思で爪を出現させられるようになるが、その全てが短刀程の大きさを誇る。

 装甲を持たないセルリアンであれば、正面からのジャブで背面のコアを爆散させることも可能である。




ATG

・元動物:アカツクシガモ


・フレンズ化の経緯

 動物園“新神戸アニマルキングダム”にて飼育されていた個体。

 老化により羽根のツヤが失われてもなお、コミカルな動きと元気な姿で客を沸かせていた。

 やがてジャパリパークへ譲渡され、その地でサンドスターによりフレンズ化。


・性格

 アタイが一人称の天真爛漫おてんば神戸嬢。

 縄張り意識が強く、多少体格が大きい相手でも構わずケンカを売るが、しばしば返り討ちに合う。ただし本人は、返り討ちに合うところまで含めて楽しんでいるようである。

 仲間と認識した相手に対しては情に厚く、危険が及んだ場合は自分を囮にする(擬傷行為)こともある。

 身軽で小回りが利き、仲間の中では最も泳ぎが得意である。3秒程度で有れば潜って泳ぐことも可能である。


・身体能力、戦闘スタイル

 群れの中ではパワーは控えめだが、渡り鳥であるため平均以上の持久力を持つ。

 基本的に残雪、ユーラと同じ肘、膝を使うが、大きい相手だと逃げるか、擬傷行為に入る。

 水辺が有れば、水面そのものや光の反射を有効利用して相手を翻弄する。


・野生開放

 サンドスターで再現された水の膜を出現させ、身にまとって戦う。

 水面は光を複雑に反射し光学迷彩として機能したり、相手にまとわりつき自由を奪う。

 又、本人は勿論、イルカ等の海獣系のフレンズもこの水のベール中を泳ぐことができる。




アイレス

・元動物:シロハラクマタカ

・フレンズ化の経緯

https://kakuyomu。jp/works/1177354054890873652 参照


・性格

 ポニーテールが可愛らしい、内気でおとなしいボクっ子。

 物静かで健気な性格だが、若干人見知りである。しかし心を許した相手には非常によく懐き、自らも尽くすタイプなため深い信頼関係を築く。

 体を動かすのは好きで、特にスピードが必要なスポーツが好き。


・身体能力、戦闘スタイル

 猛禽の名に恥じない筋力に加え、ハヤブサに迫る急降下速度、オオタカの加速、瞬発力を兼ね備える。このためパーク内では最速クラスのスピードを身に着け、更には元々鷹匠によってドローンで訓練されていたため、最新の空戦理論による技術も身に着けている。

 スタイルとしては、親指に爪を生じ、それを握りこみナイフ逆手持ち状態を基本とする。そして急降下と急加速を組み合わせた高速空戦機動で相手を翻弄し、確実に急所を貫いて仕留める。

 しかしながら機械相手の訓練とセルリアンとの実戦の差に困惑することもある。


・野生開放

 ポニーテールがロケットの火炎の如く爆発し、煌々と輝く。

 パワーも向上するが、スピードが圧倒的に向上する。

 特に急降下から攻撃に転じた場合、もはや光の軌跡に見える程の超高速機動が可能となる。

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