第11話 星屑ネバークライ

君が惑星になってることに 

今頃気づくなんて ぼくは鈍感?


ずっと並んで飛んでいたハズなのに 

ずっと同じだと思い込んでたぼく


星になりたいね

星を掴まえたいね

星に届きたいね


2人してそう願って 

2人でそうなるものだと信じて 

2人で叶えるものだと思ってた


ぼくは 君が好きだよ 

ぼくも 星になりたいよ


そう言い続けてはいたけれど 

ただ願うだけで 

ぼくはどこかで諦めていた


君は惑星

僕はただの星屑


あまりの違いに 

あまりの変化に

夢なんてもう捨てちゃえ 

なんて 

思ったりもしたけれど


やっぱり ぼくは君が好きだから

やっぱり ぼくは星になりたいから

やっぱり ぼくは諦めたくないから


ぼくなりのあがき方で

ぼくなりのペースで

みっともないって笑われたとしても


これからは 

ぼくも ほどよく本気で 

星を目指すことにするよ


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