『ホシのおじいさま』

やましん(テンパー)

『ホシのおじいさま』

半ズボンデカ『やはり、こいつが、本ぼしですな。ね、かつさん。』


かつらデカ『まあなあ、残念だがな。何度も迷惑かけやがって、たく………デカチョウ、だんどり、たのんます。』


デカチョウ『そうだな、証拠も、証言もある。よかろう。かつさん、面倒だけど、たのんます。』


かつらデカ『わから、ました。』



  ・・・・・・・・・


半ズボンデカ『やましんだな、迷惑容疑で逮捕する。』


やましん『はあ、またですかい。だんなあ、いいかげん、してくださいよ。なんにも、してないよ。ちょと、悪口書いただけだよ。』


かつらデカ『まあ、しょて、え。しょで、だっけ……あ、しょで、よく、聞くから。それか、保釈金払うか?』


やましん『収入なしのやましんから、また、とるんですかい? 書類は?』


半ズボンデカ『これだよ。ほら、観念しろ!』


かつらデカ『ま、ま、ま、よく、読め。』


やましん『なになに、小さな字は、見えないんだ……え、職場において、周囲に迷惑かけたから、たいほ、する。なお、保釈金100円にて、そく、保釈可能です。また、本件の、てきようは、1日、さんかい、までである。


       ちきゅうけいさつ 所長



しょうがない、じゃあ、保釈金です。』


 (やましん、100円わたして、『三回目』に、チェック入れる。)


かつらデカ『これにこりて、きょうは、もう、こんなこと、するんじゃないぞ。まっとうに、生きろよな。ま、きと、いつか、道は開けるさ。』


子どもたちA『わ〰️〰️、しゅんちゃん、カッコいいじゃん。あ、おかあさんから、メールだ。帰れって。』


子どもたちB『うん、あたしも、あすは、かつらデカしたい。』


子どもたちA『かつらかぶるんなら、な。』


子どもたちB『う〰️〰️ん。でも、やりたいわ。』


子どもたち『じゃ、解散!やましん、ばいばい!また、あしたね!』


やましん『ああ、またあした。新しい逮捕じょう作るから。』


子どもたち『わ〰️〰️!』



 しかし、翌日から、やましんは、ぱったり、見なくなりました。


 子どもたちは、いつか、やましんのことは、忘れてしまいました。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


           おしまい






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『ホシのおじいさま』 やましん(テンパー) @yamashin-2

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