第96話 元勇者の色々相談

 さて、ポンコツの天然のお陰で何とか誤魔化せた、これでやっと帰れるぜ!


(あーみーちゃんの事言われたら消してたわーマジで!あのメガネが)


 せやろ、メガネは敵よっ!



「あ、あの助かりました……」一号


「何かボロクソ言ってすみません」二号


「愛なんですね、感動しました!」三号


 今は俺達の部屋で会議中、お金も五億の頂きましたー!


「ピーッ!」おおがねもちじゃ!


 おう、だかな、長い生活よ、無駄には出来んのだ、ヒヨコならわかるな?


「ピー」せかいがかわれば、いろいろひつよう


 そうさ、だから大金でも大事に使わないとね?億風情なんぞ、宇宙からみれば鼻くそ。



「なんで鼻くそ談義持ち出すんですか!」


「え?鼻くそ……」


((何でもないってーギルマスなんて鼻くそレベルだったなって話。))


「そ、そうなんですか……」


((さて、これで解決よ、お前らも店に無事に着けよ?もうパンピーレベルなんだから。))


「そ、そうですよね……もう普通なんだ。」


((因果応報、自業自得、反省して店で一から頑張れ、何、可愛いヨーンが待ってるぞ))


「ヨーンってあの丸い動物?可愛いのは確かに……」


「動物と触れあいながら仕事かーいいかも?」


「俺は犬派なんだよね、きゅーちゃんさん、もろ激熱です!」


((しゃーねーなー?触る?))


「いいんですか!あざっす!」三号は犬派


「ほわーもふもふ艶々ですね!はぁ最高」


「え、ちょ俺はね、猫派……」二号は猫派


 みーちゃんちょっと、触らせてあげな?


「ミー」わかったのー


 トテトテ近づく、必殺技上目遣い!


「い、いいんですか?」コクコク


「うわっまだ小さい壊れそうだけど可愛い」


「ピ」ふまん


「あ、ヒヨコとか懐かしいなー!触ってみたいな?」一号気遣い


「ピッ」おせじはいらねー


 なんやねんーお店にファンがおるやろ?


「ピィ」そう、おみせではあいどる


「あ、なんか、すいません……」



 ガラッと性格変わったなー?


(本来の姿なんじゃないの?王様に唆されたっていってたし、まぁ、殺ったことは駄目な事なんだけどねー)


 まあねぇー異世界で変わるなんてテンプレ


(あーそうなんか、だから注意して見ないといけない訳ね、本にも書いてあったわ。)


 なら反省しろ


(ですよねー!すいません……)



 パンピーになったので能力も消え去った、普通の冒険者レベル位あげてみれば?何ヵ月だろ?店に付く前に死にそうなんですけど?


(そらそーだね、チートじゃなきゃいいんだもんね、職も戻すかな?)


 魅了だけはやるなよ?


(わ、わかってるよー本人に聞いてみて)


((おいー!一号!))


 皆がキョロキョロ、そうだ俺が付けた適当なあだ名だった……


 トテトテ歩いて一号の前に。


((お前が一号!))


「いっ一号って名前ですか……」


((生憎人の名前オボエルノ苦手、多すぎて覚えらんないって作者が言ってた。))


「はあー、わかりました、一号で。」


((で隣が二号の猫派、その隣が三号の犬派))


「「了解です!」」


((でさ、お前らに流石に今更パンピーはキツイだろうと思ってて職とステータスを一般の冒険者のレベルにしやうかって思ってんの))


「え?い、いいんですか?」


((まぁ神様が見てるって分かってんだろ?もう悪いことはしないと思ってる、だからそうする、んで、剣士と魔法はいいんだけど、魅了は駄目な訳ね、何か欲しいのある?))


「欲しいの……絵の才能とか?」


((二次創作持ち込むな!))


「すっすいません!!自力で頑張ります」


 やんのかーい!


「えーと、えーと、あ。テイマーとか?」


((何で?動物好きな訳?))


「え、いや少ないって聞いて……」


 なにこの子優柔不断……


「テイマーは動物愛がないと駄目です!!」


「そうですよね、普通レベルです」


「冒険者レベルにって言はダンジョンも行っていいって事ですか?」二号


((別にいいけど。遠出は副店長が許さないと思う。))


「な、成る程」


「でもパーティーで野良モンスター倒すとかは、日帰りだしいいんですよね?」三号


((全てが副店長に掛かってるからなんとも言えん……))


「俺会ったことないけど、話には聞いてるし、何か怖いな……」三号


「そうなんだよな、怖いんだよ……何か役に立つ様なのがいいんだけど、薬師とか?」


((あ、それいいかも?ペットの病院少ないんだよね、店に薬置ければお客が喜ぶかも?))


「おお!なら薬師で!怒られたくない!」


 最後が本音だろ!


(おっけーならそれでいくかーちょい待ち)


((今準備してるから、まってーって))


「というか、きゅーちゃんさんは神様と話が出来るんですね?」二号


((出来るよ?ポンコツも神様だもん))


「「「え」」」


「ギルドで色々言ってたのって本当の話だったんですか!ポンコツさん!」三号


「え?そうですよー?」


「うっそだろ…神様って色々なんだ」二号


「え?じゃあ星を捨てたとかも?」一号


「捨てたって言うより変わった?きゅーちゃん追いかけてここにきたんです、へへ」


「宇宙レベルのストーカー…」二号


 号ごうー!めんどいー!


(うし、準備出来たよ、いくよー)


 勝手にやってー


 三人がぼわーと光る、そしてフェードアウト、鑑定して調べる、ほむほむ、ちゃんとできてるじゃん!凄い!


(ポンコツとは違うのだよ!)


「先輩がしどい、私だって出来る!」


 やんないで?お願いします!


「うえーうー……!」



「今のって神様?」一号


((鑑定したしちゃんと付いてる、道中のモンスターもある程度倒せるだろ))


「ありがとうございます!」シンクロ!


「明日には出ようと思います、早く行ってみたいので!」二号


「そうだな、早くここ出た方がいいかもな、俺達は」三号


「薬師ってどうしたらいいんだろう?勉強?でも本とか無いしな」一号


(はあーしやーないな、即戦力にならんと使えないな、情報入れとくか)


 おー気前がいいのぅ


(力使ってるから迷彩は、大分後ね?)


 ガーン!!


「ん?あれ……なんだこれ頭に色々……」


((即戦力になるように情報入れたって!))


「あっ!本当だ、凄い!ありがとう!これでお、怒られなければ……イケル!」


 どうかな……ケッ!


(腐んないでよ、あんたが言い出したんだから)


 はいはいー!いいもん!空飛ぶ犬になるし!


(それ楽しいの?分かんない)


 男のロマンじゃ!


(はあ、まあまず魔力操作でしょ…)


 副店長ー!

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