第2話
私はある日妹と喧嘩をしてしまった。その頃は何も考えずに走り回って、ドタドタしてたのだと思う。ママに怒られて注意されていた。そのときインターホンから「ピンポーン」と音が聞こえてママが玄関へ行った。私と妹は仲直りをし2人でソファの上にいた。しばらくするとママは玄関から戻ってきた。
訪ねてきたのは下の階の奥さんだった。「子供の足音がうるさい。」という注意を受けたそうだ。いわゆる苦情というものだった。しかし私は小学4年生、そんなこと言われてもずっと気をつけているのは不可能だし、イライラして暴れてしまったりしていた。時には妹も泣かせていた。ママに注意されたり、怒られたりしていた。しかし下の人は気に入らず
日に日に苦情を言いに玄関に来るようになった。さすがに小学生の私と妹も大変だと思い
少しずつ学び、歩くのを気をつけていた。
ママと「忍者歩き」という言葉を使い、静かに足音をたてず歩くようになった。これでもう大丈夫。そう家族は思っていた。しかしママが朝や夜に洗濯機を回したり、掃除機をかけると玄関に来るのがめんどくさくなったのかつっぱり棒のようなもので3階の夫婦が天井を「ドンドン」と叩くようになっていた。それは日に日に恐怖を感じさせるようになる。玄関さきに来る時はいつもママが謝っているのが聞こえてきた。その時は何も考えてなかった。
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