お手術
急遽、日帰りで手術をすることになった。
「ぬあっ! ぬあっ!」
せめて人語を喋ってくれ。まあ状況わかりやすいからいいけど。
手術してしばらくは自宅で安静にしないといけないらしい。仕事もまるっと一週間休む必要があるらしい。五万円かかるらしい。
最後ォ!!!!
「世知辛い世の中よな。このようなことになるために金を貯めたわけではないのに」
まったくもってその通りだけど、健康を維持するためには仕方ない。保険入っててよかった。
「ほけん?」
うん。毎月決まった額のお金を払ってね、いざ入院とか手術になった時、まとまったお金をもらえるシステムがあるんだ。
「それは……生涯健康でいれば払い損ではないか?」
そうだけど、生涯のことなんて分かんないじゃん。転ばぬ先の杖ってやつよ。
「ああ、魔物が出ても炎の呪文で焼き払えばいいというやつだな」
お前どういう系のアニメ見たの? まあ意味はそんなに変わらないからいいか。
「とにかく某は大家殿の面倒を見れば良いのだな! お安い御用、大船に乗った気でおってくれ!」
やった、頼もしいぜ!
「毎日肉!!!!」
お野菜食べさせて!!!!
そんなわけで明後日から行ってきます! 私の術後の経過をご期待ください!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます