ソードワールド2.0リプレイ「新米冒険者の輪舞」

赤い月の魔王

第0話「プロローグ」

「新しい日~プリプレイ~」

GM:こんにちはこんばんは。読者の方はきっと初めまして。

プレイヤーとキャラクターを紹介しましょう。

PLは4人。PCは5人。私も参加しまーす。


GM:まずは卓を囲んで早数年。PL斬月。キャラの説明をどうぞ。

斬月:はいよー。名前はジャック・J・セガール。

GM:またセガールかよ()

斬月:またってなんだよ。種族はタビット。二足歩行する1mくらいのウサギです。

女性に目がなく、今回の旅の目標は「女の子100人口説けるかな」で。

職業は魔導士。メインをソーサラーにソンジャラー、セージで行きます。

スーツとハットで決めたダンディなタビットでいきまーす。


GM:はい、ありがとう。では次。こちらも囲んで数年。PL結月。

結月:はいはーい。名前はトリア・モルト。

GM:アトリエかな…?

結月:お察しの通り。種族は人間。運命を変える力を持つ種族です。

失踪した母親を追って旅に出ました。経歴表で従者を引いたので、ハイマンの従者がいます。

職業は錬金術師。フェンサーとアルケミストをメインに、投擲での戦闘とポーション投擲でのサポートを行います。レンジャーもサブで上げていきますよ。

GM:何もかもがそのままじゃねーか金食い虫め。

結月:てへぺろ。


GM:はい、いつも通りですね。

次。私の卓には初参加。ツイッターで拾ってきた新しい風その壱。PLのっく。

のっく:はーい。名前はミーア・スキット。

GM:うむ、わかりやすい名前でいいね。

のっく:へへ。安直ですけどね。種族はミアキス。猫に変身する人、ではなくて、人に変身できる猫です。MP使いますけどね。

職業は戦士です。ファイターをメインにサブでマギテックとスカウトにしました!先制判定は任されます。なお抜けるとは言ってない。

元傭兵上がりですが、見た目以上に幼い人格をしてます。直情的で、楽しくアホの子をやっていきますよー。

GM:うん、いいキャラ付けです。成長が楽しみですね。


GM:はい、次もまた我が卓に吹く新たな風その弐。PLユキノ。

ユキノ:はい。名前はシーリス・レイノス。種族はエルフです。

GM:おお、久しぶりに女性の中身が本当に女性なキャラだ。

ユキノ:珍しいんですかね?職業は妖精使い。妖精に力を借りて魔法を使用します。

フェアリーテイマーをメインにサブはプリースト。そのうちウォーリーダーもやりたいと思ってますね。

性格は、まじめに見えるけどちょっとずれてる子です。あと業の深い経歴引いたので、メイン回怖いです…。

GM:初心者にしてAテーブル2本とはなかなか修羅な道を歩みなさる。いや結構。


GM:では最後にGMの紹介です。……要る?これ。

PL:ええ、ぜひ。

GM:では。GMの”赤い月の魔王”です。

メインをSW2.0に、CoC、AR2E、その他多数手を付けておりますが、今はSW2.0が楽しいですね。ええ、つい最近SW2.5が発表されたんですけどね!!!

私のサポート用PCもおりますが、ちょっとメインシナリオに絡むので紹介は後ほど。というか、深く話せませんね。強いていうなれば、神官戦士の女の子です。


斬月:やっぱりそういうキャラかー。

結月:そんな気はしていた。

のっく:あぁー、キーパーソンなんですねー。

ユキノ:進んでいくとわかるんですかね?

GM:それは君たちの冒険もといフラグ達成次第かな。ははは。


GM:じゃ早速始めましょう。タイトルコール!

ソードワールド2.0キャンペーンシナリオ「新米冒険者の輪舞 」

第0話「新しい日~プリプレイ~」始めていきたいと思います。

よろしくお願いします!


PL:よろしくお願いしまーす!


???:「お、生きてるな。あんた新米か。死にかけてもいいが、死ぬなよ。」


GM:みたいな感じでセリフ書いて進めていくよ。

PL:いきなりセリフから始まるのか。

GM:ふふ、導入だからね、ちょっと丁寧にやるよ。


GM:ぶっきらぼうに話しかけてきたのは猫耳と尻尾を生やした黒い拳闘士。

きっとミアキスの女性だろう。彼女はそのまま行ってしまった。


GM:ここはディザ。

剣と魔法の世界ラクシア、テラスティア大陸ザルツ地方、そのど真ん中にある城塞都市ルキスラの南に位置する小さな都市だ。

さらに南にある自由都市連盟から出稼ぎに来るものも多く、また北東にはルマ湖畔と呼ばれるエルフの聖地があるため、エルフなども多い。

疾風駆ける鈴の音亭の主人であるエルフのリネルネは、今日も客が来ないと嘆きながら店じまいのために外に出たところであった。


リネルネ:「もし、そこで行き倒れているのはどちら様?」


GM:店先で倒れこんでいる人物を見つけ、彼女は心配そうに声をかける。


???:「…え、ええと…シーリス・レイノスよ…な、何か食べ物をいただけないかしら…」


リネルネ:「あら、いいわよ。というか、看板娘を探していたの、よかったらうちで働きませんか?」


GM:まぁ導入なんでね。サクサク行こう。

PL:ですねww


シーリス:「まあ、願ったりかなったりだわ!ちょうど働き口を探していたところで…」力尽きてへたり込みます


リネルネ:「まぁまぁ。運ばないといけないわね。<テレキネシス>」


GM:シーリスがその場にふよふよと浮き始める。

シーリスはそのまま店の中に担ぎ込まれるのだった。

一応の魔法使いであるシーリスは彼女が何かしらの魔法を唱えたことはわかるが、その内容はわからないだろう。

目が覚めると、長椅子に寝かされているよ。


リネルネ:「さて、いらっしゃいませ。ここが私の店。【疾風駆ける鈴の音亭】よ。」

リネルネ:「ちょっとまってね。すぐに何かつくるわ。お代はツケておくわね。」


彼女は上機嫌に調理を開始する。どうやら客が居るのが嬉しいようだ。


シーリス:「恩に着るわ…」と座ってぐったりしてます


リネルネ:「あなたはなんで倒れていたの?エルフなら、稼ぎようはいくらでもあったでしょうに。…なにか、大金が必要かしら?」


シーリス:「ああいえ、そんなに大したことじゃないのよ。あることについて調べるためにこの街に向かっていたのだけれど、同行させてもらっていたキャラバンが襲われてね…逃げているうちにはぐれてしまうしいくらか所持金は置いてきてしまったし散々よ。」


リネルネ:「あぁ、そういうことね。よくあることなのよ。冒険者や傭兵は同行していなかったの?」


シーリス:「山賊の縄張りとは離れたところにある道を使うから、うちで雇っている護衛だけで大丈夫ってそのまま出ちゃったのよね…雇ってもらうよう進言すればよかったわ…」


リネルネ:「…変ね、その道は野党が出るっていう情報は…。まぁ、今考えても詮無いことね。」

リネルネ:「まずは食事にしましょう。まかないで申し訳ないけど。これでいいかしら?私もご一緒にいい?」


トレイに鍋と取り皿を乗せてリネルネがにこにこしていた。

食事しつつ、これまでの話をザックリとした。


リネルネ:「冒険者…ね。たしかにお金にはなるんだけど。その分危険も多くてね。ルキスラで私の友人のドワーフが店を出しているのだけど……。」


シーリス:「けど?」


リネルネ:「しょっちゅう看板冒険者が死にそうになって帰ってくるらしいわ。彼女いわく、もう手を離れているから心配はしてないそうだけど。」

リネルネ:「ええと、シーリスさんだったかしら。」


シーリス:「まあ、おいしいわ!お腹がぺこぺこだったから余計に…。ええ、合っているわ。」


リネルネ:「ふふ、それはよかった。キャラバンで同行するってことは、目的のある旅をしているんでしょう?よかったら、ウエイトレスのついでに冒険者なんてどうかしら。」

リネルネ:「行き倒れていたってことは、目的はあれど、目標は見つからず。ってとこかしら。なら次に必要なのは、あなたを導くための道しるべ。「情報」ね。」

リネルネ:「一線級の冒険者になれば、それこそ国家機密に関わることもあるわ。」


シーリス:「冒険者…。ええ、そんなところよ。確かにそろそろ酒場での情報収集にも限界が来ていたわ。」


リネルネ:「入ってくる情報は膨大。その中に、貴方の求める答えがあるやもしれないわね?」

リネルネ:「ちょうどよかったわ。見たところ魔法使いね。回復系かしら。うちの唯一の冒険者パーティ、ちょうどヒーラー不足なのよ。ぜひ助けてあげてくれるかしら。」

シーリス:「…わかったわ。いつまでも危険に怯えるだけというわけにはいかないものね。それに、いつかは力を付けたいと思っていたし…。でも、その前に。」

リネルネ:「そのまえに?」

シーリス:「おかわりをいただけないかしら…。」

リネルネ:「ふふっ、待っててね!」


GM:おかわりを差し出しながら書類も手渡す


リネルネ:「冒険者登録書よ。ギルドに提出することで、バックアップを受けられるようになるわ。具体的には、遺体回収とかかしら。」

リネルネ:「蘇生費用の代替えなんかもしてくれるわ。もちろん借金だけどね。」

シーリス:「これで冒険者に…。」食べる手を止めて登録書を見ます。


リネルネ:「改めまして自己紹介するわね。元一線級冒険者。現冒険者酒場マスター。「リネルネ・フィードウォーカー」よ。」

リネルネ:「元は操霊術、真語魔法と、妖精魔法を少し。あとは錬金術なんかもできるし、多少は剣の心得もあるわ。あまり使わないけど。なにかわからないことがあれば聞いてちょうだい。」

シーリス:「あなた、何でもできるのね…。そうさせてもらうわ、ありがとう。」

驚きつつにっこりと笑います。


リネルネ:「なんでもできたんじゃないわ。なんでもしたかったのよ。」

リネルネ:「これは瑣末な差に見えて、決定的な差なのよ。結果なのか、目標だったのか。」

リネルネ:「私は、何もできなかったから。なんでもしたかったのよ。パーティの便利屋をしてたと言ったほうがいいかしら…?ふふ。」


※一線級冒険者は主に11~13レベル以上をさします。15レベル以上は英雄級冒険者とか呼ばれます。


リネルネ:「ちなみに年齢は120を超えたところよ。まだまだ若輩者だけど、よろしくね。」

シーリス:「ええよろしく。行き倒れたのは災難だったけれど、あなたのような人に出会えたのは幸いだったわね。この料理もすごくおいしいし。」


シーリス:にこにこしながら食べてます


リネルネ:「お褒めにあずかり光栄よ。そうねぇ。あとは何があったかしら。なにか聞きたいことはある?」

シーリス:「そうね…あぁそうだわ。その回復役が足りないパーティというのはどんなパーティなの?」


リネルネ:「うーん。ミアキスって言ってわかるかしら。猫の獣人よ。ミアキスの戦士と、今いるのはタビットの魔導師、あとは、薬師がいるわね。」

リネルネ:「ふふ、不安かしら?大丈夫よ。私のパーティにはバルバロスがいたもの。」


GM:蛮族のことです。


シーリス:「い、いいえ。そんなことはないわ。最初はみんな何もわからないんだから、不安なんて言っていられないもの。でも、蛮族…。」

リネルネ:「蛮族なんて、って思った?ふふ、私も思ったわ。」

リネルネ:「でも、彼は私を守ってくれたの。あれほど嫌だと、一緒にいられないと言ったのによ。ふふ。」

リネルネ:「それ以来、彼は人族の振りなんて辞めた!って正体隠さなくなったわ。」

リネルネ:「ちゃんと名誉人族はとったから、何もお咎めなし、こんなもんいらねーって喚いてたけどね、ふふっ。思い出したら笑っちゃうわね。」

シーリス:「そんな人もいるのね。人は見かけによらないというけれど。…人?うーん…」感心しつつ首傾げてます

リネルネ:「人でもないんだけどね!ライカンスロープ。獣人よ。彼は未だに現役よ。どこかで会うかもしれないわね。ふふ。」


リネルネ:「あ、そうそう。忘れていたわ。」

リネルネ:「この宿ね。宿泊料が相場の半額くらいなのよ。そうしないと、新しい店は土着できないもの。」

リネルネ:「代わりに、すっごい立地が悪いというか。すぐ裏がスラム街なのよ。」

リネルネ:「たまにモヒカンに絡まれるけど、気にしないでね。ちょっとやそっとじゃ死なないから吹っ飛ばしてもおっけーよ。根はいい人たちなんだけどねー。」

シーリス:「モヒカン…?え、ええ。よくわからないけどとりあえずわかったわ。」


リネルネ:「冒険なんて、そんなものよ。理解に至ったと思っていたら、また知らないことがある。さて、そろそろ書き上がったかしら。ええと…?」


書類に目を通していると、顔を出したのはパーティの薬師だ。


トリア:「冒険者が来たのですか?新しい冒険者…ライバルになる可能性があるのですね…」

トリア:「あ、リネルネ。今戻ったわ」

リネルネ:「まぁ、楽器ができるのね。あらトリア。お帰りなさい。紹介するわね。例の薬師よ。」

シーリス:「ええ、一曲だけしかできないし楽器もキャラバンにおいてきてしまったけれど…。」

リネルネ:「あらそうなの。古いリュートならあるけど、私はいらないからあげるわ。暇なときにでも引いて客寄せしてちょうだい。」


トリア:「どうもこんにちは…かしらね?トリア・モルトよ」

シーリス:「まあ、いいのかしら?それならありがたく使わせていただくわ!」

シーリス:「こんにちは。私はシーリス・レイノス。どうぞよろしくね。」

トリア:「うん。よろしくね」

リネルネ:「あとはタビットかしら。あれはあれで問題よね…。」

リネルネ:「なんというか。プレイボーイというか。」

トリア:「あの人は…うん。うーん…」

リネルネ:「タビットであることを体現したかのような人でね。うーん、まぁ、その。悪い人ではないのよ。」

トリア:「悪い人でない事はたしかですね…」

リネルネ:「たーだちょっとね…?」

シーリス:「そ、そうなのね…心の準備はしておくわ。」

トリア:「ですねぇ」

リネルネ:「さて、あなたは…妖精魔法に、それは軍師徽章ね?」

トリア:「でも実力は申し分ないですよ?…といっても私たちのパーティに入るかはまだわからないですが」

リネルネ:「もう入れて申請してあるわ。」

トリア:「…なるほど」

リネルネ:「ツケ溜まってるもの。文句は言わせないわよ。」

トリア:「うっ……仕方ない…ですね。わたしから言える事はありません」

リネルネ:「こんな馬鹿どもですけど、守ってあげてくれると嬉しいわ。」

トリア:「にしても回復役…となると重宝しますね…よろしくお願いします」

シーリス:「ええ、私でよければぜひ。まあ、同じくツケにしてしまった身だから私も文句は言えないわね。」といって笑います。

トリア:「あら、あなたも同じ感じなのですね」くすくす

リネルネ:「ふふ、返せる時に返してくれればいいわ。」

トリア:「ええ、きちんと返せるときに返します」

リネルネ:「それはそうと、なんでかしら。ゴブリンとか、レッドキャップとかの新米向けの依頼が来ないのよね」

リネルネ:「まぁ、来ないに越したことはないのだけど。こっちに被害がないだけかもしれないわね。入ってきたら張り出しておくわね。」

トリア:「…そうなのですか…まあ確かにこない事に越たことはないのでしょうね…初級冒険者にとっては死活問題ですが」

リネルネ:「ドラゴンでも倒しに行くかしら?」

トリア:「無理です」(きっぱり)

リネルネ:「私は、ソロだとレッサードラゴンが限界かしら。」

シーリス:「そ、それは遠慮したいわ…」

トリア:「…ソロでそこまでできるんですね…」見識失敗

リネルネ:「え、できるわよー?」

トリア:「……すごいですねぇ」

リネルネ:「下級の竜なんて炎対策だけしてればまぁ。」

トリア:「…なるほど?でもそもそも当たりませんからねぇ…」

リネルネ:「あぁ、さすがに交易共通語話すような竜は無理よ。”ソロでは”ね。」

シーリス:「…世界が違うわね…。」

リネルネ:「いずれ踏み込む世界よ。」

トリア:「そこまで知能のある竜はむりですよ…いわゆる初級冒険者ですから…ゴブリン退治…いけたとしてボガードが精一杯じゃないでしょうか」

リネルネ:「最近は二本の剣を器用に扱うボガードなんてのがいるらしいわね。」


GM:※ボガードソーズマン


リネルネ:「まぁ、あなたたちならそれくらいいけるでしょう。依頼来るといいわね。」

トリア:「二本の剣を持つボガードですか……避けられるでしょうか……?いえ、依頼を選り好みはできませんね……。」

リネルネ:「攻撃されても大丈夫なように、いるんでしょ?彼女が。」シーリスをみつつ

トリア:「ふふっ。そうですね」

リネルネ:「同時に生殺与奪を握られているので気をつけることね、ふふふふっ。」

トリア:「いずれはポーションが使えるとはいえ…きちんと回復できる魔法職ほど頼れる存在はいませんから…」

シーリス:「攻撃を受けないでくれるのが一番いいのだけれど…大丈夫になるよう頑張るわ。」

リネルネ:「あら、妖精使いは攻撃しても強いのよ?」

トリア:「なるべく回避は頑張るわ」

リネルネ:「私は操霊術師だけど、よくアンデッドを燃やしてたわ。」

トリア:「…まあ回復は時間がかかりますからねぇ」

リネルネ:「回復より先に倒してしまえばよくってよ。」


GM:わりと脳筋なエルフのリネルネさん


トリア:「まあそこまでの火力があれば良いのですが」

リネルネ:「火力がないから、リソースを全て火力に回せばいいのよ!」

トリア:「…なるほど…?でも今の私たちではそんな事はできませんし…」

リネルネ:「ふふ、あなたに掛かっているわね。便利屋さん。」

シーリス:「え、えぇ…?万が一のための備えはしておきたいわ…」

リネルネ:「万が一の備え?ほら。これ」指さす先には冒険者登録書

トリア:「備えは大切ですからねぇ…お金はかかりますけど」

リネルネ:「なんて、冗談よ。」

シーリス:「ちょ、ちょっとそれ死ぬ前提じゃない…!できるだけ死なないでいたいのだけれど…」

リネルネ:「こんな冗談が言える位になれたらいいわね。」

リネルネ:「ちなみにそれ、私が私の仲間に言われたことよ。シーリスは私と同じことを言ったわ。今。」

トリア:「死ぬと穢れますからねぇ…1万ガメルかかりますし…」

トリア:「ですが後衛であれば死ぬ可能性は低いと思います…多分」(まともに冒険に出ていない図)

リネルネ:「死なない方がいいに決まってるわ。妖精にすら頼み込み、対話し、認め合い、助力を得る。一人ではないからこその強大な力。」

リネルネ:「使い方を、誤らないようにね。私は妖精魔法もできるけど、メインはゴーレム使いよ。」

リネルネ:「これも誰かを守るための魔法ね。」

トリア:「死ぬとして私が死んでからですし…死ぬ気も死なせる気もないですよー。」

リネルネ:「タネと仕掛けがないと何もできないけどね!」

シーリス:「……私はあなたや他の前衛にも死んでほしくないわ。冒険が厳しいことはわかっているけれど。」

リネルネ:「そう思っているのなら、大丈夫よ。簡単だと思って、痛い目を見るよりはね。」

トリア:「…ありがと。まあ薬師として最善を尽くすわ。みんなが死なないように…ね。」


リネルネ:「さて、そろそろ本当に店じまいね。どうせあの子達は明け方に帰ってくるんでしょうけど。」

リネルネ:「シーリス、クローズの看板を出してきてちょうだいな。トリア、のぼりを片してきてくれるかしら。」

シーリス:「わかったわ。あ、そうだリネルネさん。ごはんごちそうさまでした!とてもおいしかったわ。」

トリア:「了解したわ」

リネルネ:「ええ、おそまつさま!」

リネルネ:「部屋は奥から4つ目を勝手に使ってちょうだい。ある程度揃っているはずよ。」

リネルネ:「宿代は月末にまとめて払ってもらうわ。」

リネルネ:「ツケは効くけど、顔が効かなくなっていくわ。気をつけてね。」

トリア:「…払いきれるかしら…」

リネルネ:「大した額じゃないでしょうに。」

トリア:「仕事こないかなぁ…」

リネルネ:「いい子にしてることね、ふふ。」

トリア:「なお残り5ガメル」

リネルネ:「ワイン1杯ってところかしら。」

シーリス:「何から何までごめんなさいね…。払いきれるように頑張るわ。」

リネルネ:「あっはははは。気長に待つことね。さぁ、【疾風駆ける鈴の音亭】の閉店よ。」


GM:こうして君たちの冒険の序章は幕を開けた。

どこか不敵なマスター、妙なパーティメンバー。それぞれの思惑を胸に、君たちの未来をゆっくりと、少しだけ見ていこう。

ソードワールド2.0キャンペーン「新米冒険者の輪舞曲(ロンド)」開幕

以上をもってプリプレイを終わります。


あとがきのようなもの


これはプリプレイといって、事前準備会のようなものです。

今回はキャンペーンが初であるというシーリスの中の人のために個別導入を行いました。

そこにたまたま暇そうにしていたトリアが入ってきたので会話劇になりました。

TRPGとは、このように会話で進めていくゲームです。

もちろん作戦会議、パーティメンバー同士のじゃれ合い、掛け合い、喧嘩もありです。キャンペーンやっていると恋仲になることも珍しくありません。

本当はこれ以外にも通話で喋っているのですが、そちらも気長に描写していきたいと思います。

なので、生の会話です。ログが取れますんで。本当にこんな会話をしています。

そのリアリティと、具入りのキャラの立ち回り。セリフ回し、楽しんでいただけたらと思います。

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