3話 求める力

しばらく森の中を歩きそろそろ野宿の準備をしようしていた所、目の前が明るくなってきた

『何かある』

開けた場所に出るとそこには小さいながらも活気がある村に着いた

『おっやった!ここで話を聞いてみよう』

旅の疲れもあり、宿屋を探し村を歩いていると、ひときわ賑わっている場所が目に入るどうやら一階が酒場の宿屋のようだ、さっそく中に入る

『いっしゃい!』と店主が元気よく迎えてくれた

部屋の確認をしたところ空いているようなのでここに決め、お腹もすいたので食事も取ることにした、あまりお金もないのでそんなには頼めないけど

しばらくした準備を料理が運ばれてきて、静かに食べていると誰かが話しかけてきた

『見ない顔だな、旅の人か?』そうですと答え話をすると、この人はスルトといいこの村で家を建てる仕事をしていて仕事帰りによくここで食べるみたいだ

自分も色々あり力を求めていると話すと

『そうか大変だったんだな、この村はルーンハンターが守ってくれていてそいつらに話を聞くといいかもしれんな、あとはどこかでソウルブレイバーとかいう刀使いもいると聞いたことがある、詳しいことは分からないが』

良い情報を聞きお礼をいった所、力をつけろということで肉料理を奢ってくれた

『じゃあ俺は帰るから、頑張れよ!』『ありがとうございました!』

肉料理はここの特産のスパイスを使ってありスパイシーで柔らかく美味しかった、スルトはいい人だ

寝床に向かい、横になる

久しぶりの落ち着いた場所にお腹も一杯で幸福感に包まれて眠った

『おやすみ』

_

朝になり、身支度をして一階で軽く食事をしていたら何だか外が騒がしく、宿の店主にお礼を言い外に出てみると他にも騒ぎを聞きつけた人たちが同じ方角に向かっていて、付いていくと広場に出た

野次馬だらけでよく分からないがケーテルマグナスが反応していた、野次馬をかき分け何があるか見てみるとそこにはルーンハンターと檻に捕らわれた異形の者がいた

『こいつが世界の悪だ!』といい檻をルーンハンターが蹴っている

周りの住人たちもそれに乗って中の異形の者に石を投げつけている

何か空気が変わる

『ケーテルマグナス出てきちゃだめだよ』といい前に出る

『そんな事をして楽しいのか、一思いにやったらどうなんだ』

『こいつらは人の魂を貪り食う、世界の悪なんだから当然の報いを受けさせているだけだが』

『やめろつってんだろ!』

大きな声をだし辺りが一瞬静かになる

『あ~あ興が冷めた』といい銃で異形の者を倒し、消え去りあとにはルーンが転がった

それを回収しルーンハンターは去っていく


その姿をしばし見つめ違う方向へ歩み始める。





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