第15話 「日本人と外国人のチップの違い」

チップの文化がほとんどない日本、

それでもタクシーでは頂くことがある。


そんな中々やらないチップをあげる時の日本人と

当たり前のようにあげる外国人には多少違いを感じる。


日本人の場合は、4パターンある。

どこか恥ずかし気があり、曖昧な表現でチップをくれる方。

チップをあげる自分に酔う方。

お釣りを貰う時間が面倒な方。

本当にありがとうの気持ちを伝える方。


どこか恥ずかし気があり、曖昧な表現でチップをくれる方は

「あ、お釣りは結構です」

の言葉すら聞こえなく、降りていこうとするのでお釣りを渡そうとすると

「お釣りはいらないです」

と伝えてくれる。奥床しい日本人という感じ。

僕もそうなってしまうと思う。


自分に酔う方は

「運転手さん、これで飯でも食ってよ」

と、1,000円~3,000円程くれる方もいるがお酒に酔っている方もいるので

「あ~、やってもうた~」

と後悔していないかと思うことがある。


お釣りが貰うのが面倒な方は、

「お釣りも領収書もいらないです」

と言ってすぐさま降りていく。


本当にありがとうの気持ちを伝える方は、

「運転手さん、本当に助かったよ、ありがとう」

「とんでもないです」

「これ、少ないけどコーヒーでも飲んで」

「あ~ありがとうございます!」

お金なんかどうでもよくて喜んでも貰えることが嬉しい。



一方で外国人は一パターン。


「Keep the change.」

「ん?あのお釣り」

「Ah-,no,no,no,chip!」

「チップ?」

「yes!!thank you!アリガトウー」


感謝を伝えるためにチップをくれる。

堂々としているが、そこに自分に酔った感じはない。




それぞれ違うけど、人間らしくてみんな好き。


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