進入
「まず中を確認してみるか…」
そう言って
壁に沿って設置された棚の上にまずランタンを降ろし、中を照らす。しかし角度が悪くしっかり部屋の中を照らせない。それでも取り敢えず危険がないことを確認し、かつどのように穴を広げればいいのかを確かめて、
「
二人は声を合わせて応え、それぞれ道具を出した。
まず、
非常に固い高強度コンクリートでも容易に
だが、最後の方は明らかにドリルの回転が落ち、威力も失われていたのが分かる。バッテリーが尽きたのだ。
そして
それでも、バッテリーがあるうちはやはり強力で、物置と思しき空間の天井に空いた穴をスーッと広げていった。ただ、ハンマードリル以上に電気を消費するそれは、三十秒ほどしか使えなかった。
とは言え、小柄な
「むう……」
床へと降り立った彼がランタンを掲げて見、思わず唸ったのは、
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