第31話 番外編:カクヨム勝手に1ヶ月チャレンジ〜達成!

息子の入院が決まった頃から、休職もすることだし、看病しながら何かできないものか、と考えていた。


そこで、文章を書くのは嫌いではないので、いつか年老いて昔を思い出す時ために、これを機会に自分の経験を書いて残すのはどうだろうか、と思いついた。


何も制約がない、誰にも見られない日記では、プレッシャーがなさすぎて三日坊主になるに決まっている。


ブログは長く続けるのが前提のものなので、はっきりと『ここで終わり』がない。短期決戦型の私には向いていない気がする。


素人小説投稿サイトはどうだ?


いちばん有名な小説投稿サイトを覗いてみたものの、『異世界』だの『魔王』だらけで、およびでない感が私を拒む。


私が書きたいのは、現実世界で、一般市民を取り巻くあれこれなのだ。


そんなとき、カクヨムとやらのサイトで『エッセイ』のカテゴリーがあるのを発見した。


ちょいと覗くと、シンプルな作りで、小説投稿経験ゼロの私でもすぐに書き始められそうな雰囲気。


これにしよう。


そして、実際に投稿を始める前に、誰にも頼まれていないのに、私は独自ルールを決めた。


1.期間は1ヶ月間。ただし、毎日更新すること

2.SNSでの宣伝なし

3.この際、タグもつけない

4.解析ツールは入れない

5.他の人の作品もなるだけ読んで、よかったらきちんと痕跡を残すこと


なぜ、こんなことを思いついたかといえば、ひとつは、『カクヨムはぜんぜん読まれない』という噂を聞き、ただ単に、ゲーム感覚で実践したかったのと、1ヶ月限定なので『書くことに集中』したかったから。


SNSはそもそもやってないし、タグも『人気のタグ』をみる限り、私の書こうとする内容とはかすりもしないので「あんまり意味ないかな?」と思った次第。


解析ツールは、迂闊な人間だもんで、その結果に一喜一憂しすぎて、本来の『書く』作業がおろそかになること間違いなし。


それから、なんか自分の性癖見られるようで、読んだ痕跡を残すのが苦手な方なんだけど、その読み手の痕跡が、書き手の励みになることは重々承知なので、読んでみて『いい』と思った作品には、ちゃんと痕跡を残すようにすること。


そして、カナダ時間の9月1日から投稿を始めた。


2つ、3つは書きためてあったんだが、毎日更新してたらあっという間にストックはなくなってしまい、中盤戦からは、毎日必死こいて書き続けた。


「そもそも私しか知らないルールで、やめたところで誰からも文句言われないんだし、もう、やめちゃ……」


何度脳裏を駆け巡ったことか。


思った以上に大変だった、毎日更新。


そこで、励みになるのが、PV様。

爆裂燃料のスター&応援マーク。


コメントなんてもらっった日には、ありがたすぎて、「気の利いたコメントを返さねば」と、考えすぎてタイミングを逃したり、今度は「これはいかん。さっさと返信せねば」と、焦って、意味不明な返信したり。


素人感まるだしの1ヶ月。


それでも、そこそこPVいただいて、ありがたいことこの上ない。


読んでくださった方々、いったいどこからこのエッセイを見つけてきたのか、逆に聞きたいくらい、本当に。


と、いうことで、『カオスのカナダ』はここで終了。

応援ありがとうございます。


文を書くことは大変だったけど、とても楽しかったから、また、どこか別の形で何か書くかも知れない。


でも、魔王がチートで異世界すげー、みたいなのではないと思う……たぶん。

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カオスのカナダ 毛糸 @kyokokt

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