副読本🌝矛盾丸

輸那

ア-1)[ 序章 ]あ ・ うん 1.(朝ドラ) なつぞら

語りかけてくるモノの正体を「詩心」と感じている私。もちろん、正体すべてに通じている私でなく、通じないないままに済ませたい私でもありません。それで私が過去に感じた幾つかの正体について、ぶっつけ本番ですが展開してみたい。


先ず、身近な話題から‥、現在進行中の朝ドラ「なつぞら」のヒロインなつの親友の天陽が昨日放映の中で亡くなった。ドラマの筋書きを作るのは脚本家であって私が話を作り変えることはできないが、私には私なりのドラマの見方、受けとめかたがあっていいのだと天陽の背中が私に語り掛けてきた。


なつが天陽の想いをどう受けとめるか、それはなつのドラマであって、私は私なりに天陽の想いをどう受けとめるかだ。視聴者それぞれが天陽の想いをご自分の感覚で感じて受けとめる。タイミングが合わなければ、それがなつであっても誰であっても天陽の想いに真っすぐに応えることはできない。


感情に呑みこまれた私は、なつと天陽を最短の距離で結びつけてあげたい。青年の言葉に若き乙女が感動して聴きいる...そのように甘いロマンを用意してあげたい。じっさい、そのように愛しあう時代も過去にあった。ま、現代若者の満足が感情だけで得られることは考えられず、なつと天陽のすれ違いで構わない。


なつに向かって天陽は心の丈を展開した。その気持が通じないのは天陽にとっても、なつにとっても幸いした。幸いしたのでなければ悲恋物語だが、幸いしたのだからコレは純愛物語‥と言えるかどうか?単なる恋愛物語でなくて、人間賛歌の純愛の物語なんだなあ。生れ変わっても永久に続く純愛の人間ドラマ。


天陽の詩心がなつに語りかけられ、私に語りかけられ、あなたに語りかけられ...もちろん、天陽でなく一久に惹かれてらっしゃる方々も多いのは重々承知しておりますが、一久の語りかけは此処では置いておいて、天陽の語りかけに詩心をみる私なのです。それをどう受取るか、ドラマは1000年単位で見たい気もする。

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