みんなの上達振り
マーチングバンドの全体練習が始まる。
モモは先ほど安永に言われたことを忘れようと一心不乱に木琴をたたく。
すると、指揮者の玉木が演奏を止める。
「ちょっとちょっと、木琴さん」
「なに?」
「たたく音、強すぎるから。全体のバランスが大事だから、もう少し柔らかくね」
「あ、ごめん」
『しっかり。落ち着け、あたし』
モモは頬を軽く2回たたき、落着きを取り戻した。
そのあとの練習は順調に進み、安永たちカラーバトン隊の行進が始まった。
予想以上に隊列を揃えて見事な行進をするカラーバトン隊。
「おお、なかなかやるね」
練習を見守っていたルギーも驚きの色を隠せない。
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