モモ太った?
釜揚高校の校庭にはモモたちマーチングバンドのメンバーが集まっていた。
モモが呆けていると誰かが声をかけてきた。
「おはよう、モモッチ」
「おはよう、ヤスケン」
モモに声をかけたのは安永拳だった。
「今日こそ俺たちの出番がほしいな」
「先週は出番なく練習終わっちゃったしね。本番まであと1カ月だし、一通り合わせていかないとね」
「よし、頑張るぞ!」
気合いを入れる安永。
「それよりもモモッチ」
「なに、ヤスケン?」
「太った?」
「え?」
「いや、ちょっと顔がふっくらしてきたかなって思って。食欲の秋だから仕方ないか」
「女の子にそんなこと聞くなんて失礼よ、ふん!」
モモは振り返って木琴に向かって走り去った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます