体育祭開始
9月27日。釜揚高校の校庭には万国旗が飾られている。
大きなテント、入場門が立てられている。
入場門には生徒たちが集まっている。
「ただいまより第39回釜揚高校体育祭を始めます。生徒入場」
放送に合わせて、生徒たちが入場門からグランドに向かって行進していく。
ただ、足並みは全然そろっていない。だらけた感じで整列していく生徒たち。
整列し終わった後、鈴井校長が朝礼台に上った。
「それでは、開会のあいさつ。鈴井校長お願いします」
「皆さん、おはようございます。秋といえば、読書の秋、食欲の秋、そして運動の秋です。今日の体育祭では皆さん怪我しない程度に体を動かしてください」
意外と普通のあいさつに生徒たちは拍子抜けした。
「続きまして、選手宣誓。生徒会長、三上君お願いします」
生徒会長の三上が朝礼台の前に立つ。心なしか体が震えている。
「宣誓!我々セント……いや生徒一同は、今日の体いくいく祭で衣装じゃなくった……一生懸命競技することを誓います。選手大砲、生徒解放、三上カミオ……あっ三上民生!」
生徒会長のカミカミの選手宣誓に生徒たちは笑いをこらえていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます