奔放な思索路

The Pioneer

第1話 エッセイなのに話数っておかしくない?

というツッコミはなしでお願いしたい。せっかくのカクヨム特有の自動入力機能を活用しているだけなのだ。


エッセイは、「徒然なるままに」思うところを好きに書ける場なのだ。脈絡などない。書きたいことを書く。それがいいのだ。しかも、誰にも気兼ねなく書ける。


無名である限り、見る人は見たい人か、たまたま通りすがった人か、どんな人であるにしろ立場のしがらみを意識しなくていい相手である可能性の方が圧倒的に高い。たまたま別コミュニティで知っている人の目に触れたとしても、ネットでは基本的に他所の情報は持ち込まないのが原則だから、表だって面倒を起こす野暮な連中もいないことだろう。それがいいのだ。


思うがままに書くと言っても、シュルレアリスムの自動筆記と違って、無意識に身を委ねるつもりはない。


意識の流れるままに、できることならマインドフルの境地に達して書きたいと思っている。


所信表明はこの辺でいいだろう。次は、私の自己紹介でもしようか。


私は、カクヨムデビューする前はMirahezeというウィキファームやEnpediaなどの個別ウィキのいくつかで運営と編集に協力してきた立場の人間である。これらのWikiは、MediaWikiというWikipediaと同じWikiシステムを使って構築されている。


その中で最初に入ったウィキ、Usopediaで、殆ど思い付きで使った名前「開拓者」が、私のそうでありたいという願望と重なって、カクヨムなどで使っている英語名The Pioneerにつながっている。


開拓者精神が求めるのは常にフロンティアだ。新しいことを求めて歩く。今までにないやり方を試す。それが、私の生き方…少なくとも、そうでありたい生き方だと言っていい。


フロンティアにしか目の向かない私は、基本的に飽きっぽい。正直に言うなら、Wiki界隈では、WikiファームのSteward就任によって、あるいは海外のUncyclopedia/Wikipedia系利用者から流れ込む裏事情を握ったことによって、ある程度登るところまで登って色々見てしまったので、もうとっくにWikiには飽きている。


それでもまだWikiにも関与し続けるのは、きっと他にもっとハマり切れるものをなかなか見出せないからなのだろう。しかし、伸び切った前線はやがて破れる。少なくとも意識の上では、Wiki界隈の完全撤退は時間の問題…にしているつもりなのだ。


だが、やっぱり残っているからには、どこかでまだWikiに一縷の期待を持っているのかもしれない。WikiにはWikiで、色々と面白いところもある。…という話は、次のエピソードにしよう。

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