第2話彡(゚)(゚)「くねくね? そんなんおるわけないやろ」くねくね
「夏の入道雲はええなー」
「川も綺麗やで」
「セミの声も夏らしいわ」
「まだまだ夏休みはこれからやで」
「あははは」
「あ、そうや! 原ちゃんとゲームの続きやらな!」
「今日も暑いわ」
*
(´・ω・`)「ワカラナイホウガイイか」
(´゜ω゜`)「ううっ」
(´゜ω゜`)「双眼鏡でなにを見たんだろ」
(´・ω・`) 「暑いからって調子に乗って、怖い話なんて読むんじゃなかった」
(´・ω・`) 「ここも田舎だから田んぼに囲まれてるし、似てるなあ」
(´゜ω゜`)「一人だと、部屋の中でも怖いよ」
(´゜ω゜`)クルッ
きゅうに背中に気配を感じて、パっと振り返る原住民。しかし、不思議なものはなにもない。いつもの自分の部屋だ。
(´゜ω゜`)「振り返っても誰もいないよね、当たり前だけど」
プゥウウウウン
(`・ω・´)「わっ、蚊だ!」パチン パチン
(´^ω^`)「そうだ。お兄ちゃんにも教えてあげよ」シュタタッ
(´^ω^`)「お兄ちゃーーん」タタタッ
(´・ω・`) 「くねくねだって。怖いよね、双眼鏡で見たら狂っちゃったんだって」
彡(^)(^)「なんやそれ。アホくさ、カカシと見間違えたんやろ」
(´・ω・`) 「カカシは動かないよ。見たらわかるはずだし、白いし、くねってるし」
彡(^)(^)「そんなら暑さのせいで、頭おかしくなったんちゃうか」
彡(゚)(゚)「だいたい話の出所が、お話の中の私の弟の友達ねぇ。完全に他人やないか」
彡(゚)(゚)「逃げ水みたいなもんかな、クソ暑いとアスファルトの道路がユラユラなって水たまり見えるやろ」
彡(^)(^)「近づいたらきっと消えるんやで」
彡(^)(^)「それに双眼鏡で覗いたらって、見ただけで効果が出るとか漫画かいな」
彡(^)(^)「ただの作り話に決まっとる。ワイが保障するで!」ドン
(´・ω・`) 「うーん。そういわれてみると、そんな気がしてきた」
彡(^)(^)「せやろ、原ちゃん怖がりすぎやて」
(´^ω^`)「話したら、安心したよ」
彡(^)(^)「よっしゃ、ゲームで対戦するで!」
(´^ω^`)「うんっ」
*
彡(^)(^)「ふうーっ。ゲーム三昧、最高やな」
(´・ω・`) 「うん、でもお昼ごはん食べてずっとやってたから、もう夕方だね」
ゴォオォ ヒュオォオ
彡(゚)(゚)「飛行機、いや雷か」
(´・ω・`) 「空が暗くなってきたよ、8月は雷が多いね」
彡(゚)(゚)「そうやなあ、今日もまたきそうやな」
チカチカ
彡(-)(-)「涼しい風に、雨のにおいや」
彡(゚)(゚)「あっ、wifi切れるんやないやろな」
(´・ω・`) 「えー、またネット使えなくなるの。やだなー」
ゴロロロ
彡(゚)(゚)「だんだん近くなってきとるわ」
(´・ω・`) 「ぼく、雷にがてだよ」
カッ パアァアアーーーーンッ
彡()()チカチカ キーン
(´゜ω゜`)チカチカ キーン
ゴロロロロ
彡()()「まぶしいし耳が。ウチに落ちたんちゃうか」ドキドキ
(´゜ω゜`)「アワワワ」ドキドキ
彡(゚)(゚)「外、燃えてへんやろな」ダッ
(´゜ω゜`)「お兄ちゃん、まってよ」ソロソロ
サァアアアー
彡(゚)(゚)「……」
(´・ω・`) 「雨降ってきたね、どこも燃えてないでしょ?」
ゴロロ
彡(゚)(゚)「……」ジー
(´・ω・`) 「お兄ちゃんどうしたの、ねえ」
彡(゚)(゚)「原ちゃん、あれ」
(´・ω・`) 「なに」
彡(゚)(゚)「あそこや、あぜ道の左側にだれかおるやろ」
(´・ω・`) 「え、誰も……あっホントだ」
彡(゚)(゚)「な」
(´・ω・`) 「うーんなんだろ、雨でよく見えないよ」
彡(゚)(゚)「動いとるような。雨の中、傘も持っとらんみたいやな」
ザアアアア
(´・ω・`) 「わわ、雨強くなってきた。もう中に戻ろうよ」
彡(゚)(゚)「そうやな」スタスタ
彡(゚)(゚)「髪が乱れたで」ポタポタ
(´゜ω゜`)「あれって、もしかして」
彡(゚)(゚)「なんやろな、ゲームで疲れ目なんかな」
彡(゚)(゚)「なんかわからんけど、まだおるかもしれんな」スッ
彡(゚)(゚)「原ちゃん、双眼鏡どこやったっけ?」ガサゴソ
(´゜ω゜`)「お兄ちゃん!」
彡(゚)(゚)「まさか、さっきの話信じとるんやないやろな」
彡(^)(^)「はははは、へーきへーき、ちょっとチラッと見るだけやから」ダッ
(´゜ω゜`)「いるわけないって思うけど」
(´・ω・`)「ぼくは、いかないからね」
彡(^)(^)「2階なら向こうの山までバッチリやで」タッタッタッ
彡(゚)(゚)「原ちゃんは怖がりなんやから」
彡(゚)(゚)「くねくね? そんなんおるわけないやろ」ガラッ
彡(^)(^)「どうせカカシか、近所のおっちゃんに決まっとる」
彡(゚)(゚)「どれどれ、あのへんやったかいな」
彡(゚)(゚)「あれ、なんも見えへん」
彡(^)(^)「あっ、双眼鏡のフタ付けたままやったわ」カポ
彡(^)(^)「よいこのみんな、覗きはアカンで。この双眼鏡は、もちろんバードウォッチングのためや」
彡(゚)(゚)「おっ! おったおった! あれやな、やっぱり動いとるな」
彡(^)(^)「ワイが正体を暴いたるで。動画も撮らな」
彡(^)(^)「捕獲できればワイはヒーローや」
彡(゚)(゚)「うーん、なんかぼけとるわ、もう少し拡大して……」
(´゜ω゜`)「怖いけど気になる」
(´・ω・`)「このままじゃ夜トイレにいけないよ、お風呂場の鏡も怖いのに」
(´^ω^`)「こういうのは怖いって思い込むのがダメなんだよね」
(´^ω^`)「この手のお話は創作ですってネットに書いてあったし、大丈夫大丈夫」
(´^ω^`)「お兄ちゃーん!」タッタッタッ
(´・ω・`)「あれ、お兄ちゃん?」
シーン
彡(゚)(゚)「……ん」
(´・ω・`)「お兄ちゃん、なにか見えた?」
彡(゚)(゚)「いや、農作業のおっちゃんと間違えただけみたいや」
(´^ω^`)「なーんだ、勘違いか」
彡(゚)(゚)「原ちゃんも見る?」スッ
(´・ω・`)「やめとく」
ゴハンヨー
彡(゚)(゚)「晩御飯や、いくで」ダダダッ
(´^ω^`)「はーい」ダダダッ
*
ミーンミーン
彡(゚)(゚)「原ちゃん、この間の話やけどあれなんやったっけ」
(´・ω・`) 「あれ? うーん」
彡(゚)(゚)「たしか、ニョロニョロとかヒョロヒョロとかっていうやつ」
(´・ω・`) 「ああ、くねくねのこと?」
彡(゚)(゚)「そうそれや、くねくねやったな」
(´・ω・`) 「お兄ちゃんも怖い話に興味が出たの?」
彡(゚)(゚)「まあそんなとこや」
(´・ω・`) 「ネットで調べたらたくさんあったよ、オリジナルを元にいくつも増えてるみたい」
(´・ω・`) 「それじゃ、ぼくは買い物にいってくるね」ガチャ
彡(゚)(゚)「ああ、気いつけてな」
彡(゚)(゚)「今日はひとりや……ゲームでもするか」
*
彡(-)(-)「まだまだ昼は暑いやで」
彡(゚)(゚)「あれ、スマホの充電できとらんな」カチッ
彡(゚)(゚)「電池切れそうや、充電器故障か? あら、電線むきだしになっとるわ」
彡(゚)(゚)「迷うわ、ログインボーナス」
彡(-)(-)「しゃーないな、コンビニで充電器買ってくるか」
ミーンミーン
彡(゚)(゚)「最寄りのコンビニまで歩いて40分……自転車パンクしとるし」テクテク
彡(-)(-)「こんな時間に歩いとるもん誰もおらんやないか」
彡(゚)(゚)「天気がいいと日光がきついやで」
彡(-)(-)「夏に定番の怖い話」
彡(゚)(゚)「そういえば最近、心霊写真の番組ほとんど見かけんようになったな」
彡(゚)(゚)「ワイは幽霊なんて見たことないけど」
彡(゚)(゚)「ふー」
彡(゚)(゚)「……一人きりだと背後が気になるんや」クルッ
彡(^)(^)「誰もおらんけどな、足音もない」
彡(゚)(゚)「なんで帽子忘れたんやろか(頭が蒸れるのイヤやから置いてきたんか)」
ミーンミンミンミンミンミー
彡(-)(-)「暑い、セミは元気やなぁ」
彡(-)(-)「車もほとんど通らんな」
彡(゚)(゚)「自販機もない、コンビニこんな遠かったかな?」
彡(-)(-)「……」
ヒュオオオ
彡(-)(-)「あー涼し、ここは涼しいで」
彡(゚)(゚)「山は、たまにエアコンみたいな冷たい風が吹くんやで! 滝の近くとかな」
サラサラ
彡(-)(-)「川の隣は最高やなー」
彡(゚)(゚)「魚はええなー、気持ちよさそうや」
彡(-)(-)「ちょっと涼んでいくで」
彡(-)(-)「スー……」
*
彡(-)(-)「zzz」
彡(。)(;)「うーん……ふあーあぁ」
彡(゚)(゚)「あれ? ここは」
サラサラサラ
彡(゚)(゚)「川や、ってもう夕方やないか」
彡(゚)(゚)「いつのまに寝たんやろ、こんなとこで……」
彡(-)(-)「熱中症やろか」
彡(。)(;)「頭がボーッとするで」
ザッザッザッ
?「すみません」
彡(。)(;)ビクッ
彡(゚)(゚)「は?」クルリ
彡(●)(●)「すみません」
彡(゚)(゚)「は、い(なんやこいつ、知らんヤツや)」
彡(●)(●)「どうもはじめまして、わたしは最近こちらに引っ越してきた者なんですが」
彡(゚)(゚)「はあ、それでワイになんのようや(ワイに似とるような似とらんような)」
彡(●)(●)「実はわたし、ここみたいな田舎って言ったら失礼かもしれませんが、ずっと憧れてたんですよ田舎暮らし」
彡(゚)(゚)「はあ(この丁寧口調、コイツ営業マンかいな、ワイがカモられやすいやつに見えたんかな)」
彡(●)(●)「いいですよね! 山は近いし、川は綺麗。畑とかもやってみたいな。ご近所同士でお野菜のやりとり、夜は星も綺麗でしょうね。自給自足もいいなと思っているんですよ」
彡(゚)(゚)「そうなんか(あんまり深く考えたことないで、テレビ番組に影響されすぎやろ)」
彡(●)(●)「子どもを育てるならこんな大自然の中でと、決めていたんです。都会は、空気が悪いし治安も悪いし食べ物だって、ねえ。あなたもそう思いません? それに田んぼがあると、地球温暖化防止になってるらしいですし、いいですよね!」
彡(゚)(゚)「まあ、そうやなー。子育て……ワイの場合、それ以前に彼女もおらんけどな」
彡(●)(●)「……」
彡(。)(;)「ふあぁ」フラッ
彡(●)(●)「あの、顔色がすぐれないように見えますけど、よかったらウチで休んでいきませんか? 近くですし」
彡(゚)(゚)「え……(知らない人にはついていっちゃダメって言われとるし)」
彡(●)(●)「ああ、いきなりすいません。初対面なのに、それに用事がありますよね」
彡(゚)(゚)「……まあ」
彡(●)(●)「じゃあ、今日は挨拶だけということで、ありがとうございました」
彡(゚)(゚)「はあ、どうも」
彡(●)(●)スタスタ
彡(゚)(゚)「……(あっさり引き下がりよったな、よかったで)」
彡(゚)(゚)「……(変なのには近づかん方がええな。)」スタスタ
彡(゚)(゚)「ん」クルッ
シーン
彡(゚)(゚)「あれ、もうおらへん」
カナカナカナ
彡(゚)(゚)「あんまり遅くなると心配されるやで、充電器はまた明日でええか。ダッシュで帰るで」タッタッタッ
(´・ω・`) 「ただいまー」
(´・ω・`) 「お兄ちゃーん……あれ、ねーお兄ちゃんは?」
ヤキウナラ マダヨー
(´・ω・`) 「えー、ぼくに買い物頼んでおいてどっか行っちゃったの?」
(`・ω・´) 「もー外出るなら、自分で買いに行ってよね充電器くらい」
(´・ω・`) 「ここに置いとこ」コト
(´・ω・`)「だんだん日が短くなってきた気がする」
(´・ω・`)「お兄ちゃん、まだかな」
オーーイ オーイ オニイチャーン
彡(-)(-)「うーん、原ちゃんもう少し、後5分だけやから……zzz」
オニイチャーン モシモーシ
彡(-)(-)「それはちょっと、さすがに……ん」
ア オキタ
彡(^)(^)「原ちゃん……今日はなにして遊ぼか」バッ
彡(●)(●)
彡(。)(;)「オワッ」
彡(●)(●)「オワッ」
彡(。)(;)「な、なんやなんや! どこやここ、あっ……さっきの」
彡(●)(●)「道で倒れてたんです。大丈夫ですか?」
彡(。)(;)「ここは……ワイはいったい……」オロオロ
彡(●)(●)「本当に大丈夫ですか? お水でもどうぞ」スッ
彡(。)(;)「え、あ……どうも」ゴク
彡(●)(●)「ここは、お水がおいしいんですよ! 地下水が湧いてるみたいですね。素晴らしいです」
彡(゚)(゚)「ふう」
彡(●)(●)「落ち着いたみたいでよかったです」
彡(゚)(゚)「……ん」ジー
(o'ω'n)ジー
彡(●)(●)「ああ、この娘はわたしのイトコです」
(o'ω'n)「は、はじめまして……」
彡(゚)(゚)「え、あ、どうもはじめまして(女の子相手やと緊張してまうで)」
彡(●)(●)「どうか仲良くしてやってください」
(o'ω'n)「よろしくお願いします!」
彡(^)(^)「よろしくやで! (かわいいやないか)」
彡(●)(●)「それじゃ晩御飯にしましょうか」
彡(゚)(゚)「えっ」
彡(●)(●)「遠慮せずにどうぞどうぞ! にぎやかな方が楽しいですし」
彡(-)(-)「うーん(よく知らない家族と飯……絶対気まずいやろ、よしここは……)」
(o'ω'n)「そうですよ! わたしも一緒がいいな」
彡(゚)(^)「ほんまに! じゃあ、遠慮なく」
彡(^)(^)「ふーくったくった、ごちそうさんやで! こんなごちそうは久しぶりや」
彡(●)(●)「それはよかった……あ、もうこんな時間」
彡(●)(●)「今晩は遅いから、泊まっていってはどうでしょう」
彡(゚)(゚)「え……でも悪い」
(o'ω'n)「勉強教えてほしいな」
彡(゚)(^)「まかしとき!」
オニイチャーン オニイチャーン
彡(-)(-)「うーん、原ちゃん。そんなに何度も呼ばんでも……起きとるって」
彡(-)(-)「zzz」
オニイチャーーン
彡(。)(;)「うーん」
彡(●)(●)「オニイチャーーン」
彡(●)(●)「オオオオーーイ」
彡(●)(●)「オオオオーイ」
彡(。)(;)「うわっなんや! お前ら」ドキドキ
彡(。)(;)「こっちくんな」ダダダダッ
オニイチャーン オニイチャーン オーーイ
彡(。)(;)「ハァハァ」タッタッタ
彡(。)(;)「どいつもこいつも……ワイと同じような顔しくさって」ドキドキドキドキ
彡(。)(;)「ハァハア(なんやここ……外や! 家が無い、どうなっとるんや!)」
彡(。)(;)「ウチに……ハァ……帰るんや……ゼェ」タッタッタッタッ
彡(。)(;)「ウチに……ハァ……ゼェ」タッタッタッタッ
彡(。)(;)「ここや……ゼェ……オエ」ガチャ
彡(。)(;)「あっ……原ちゃん……や」ダダッ
(´・ω・`)「お兄ちゃん」クルリ
彡(。)(;)「原ちゃん、あのな……」
(´・ω・`)「お兄ちゃん……見たの? 」
彡(。)(;)「見たって……なんや、そんなことより」
(´・ω・`)「見てたでしょ……」
彡(。)(;)「はあ……ワイが見たのは……カカシ? ……違う、違う」
彡(○)(○)「あ」キィイイイン
彡(゚)(゚)「くねくね? そんなんおるわけないやろ」
彡(^)(^)「おーバッチリやないか……やっぱり動いとる」
彡(゚)(゚)「あれ?」
彡(○)(○)「あれ……きいろや……というか……ワイ?」ドキドキ
彡(○)(○)「いやいや……たまたま似てるだけやろ」ドッドッ
彡(○)(○)「なんでこっち見とるんや、なんや手足バタバタしとるし」ドッドッ
彡(。)(;)「うっ! アダダダ(耳鳴りがするわ、頭も痛いいいい)」キィイイイン
オニイチャーン
彡(。)(;)「うううう……」
彡(゚)(゚)「……」フッ
(´・ω・`)「……ちゃん」
彡(゚)(゚)「ん」
(´・ω・`)「お兄ちゃん、なにか見えたの?」
彡(゚)(゚)「いや……なんも、カカシと間違えただけみたいや」
(´・ω・`)「見たの?」
彡(。)(;)「実は」
彡(゚)(゚)「そうや思い出した! ワイや、いやワイみたいなのが田んぼにっ」
(´。ω゜`)「……」
彡(。)(;)「あれ、原ちゃん……」
シーン
彡(。)(;)「どこや! どこいったんや!」
オーーイ
彡(。)(;)「聞こえる、また」
彡(●)(●)「オオオオーーイ」
彡(●)(●)「オオーイ」
彡(。)(;)「うわあっ」ダッ
彡(。)(;)「ハァハァ」タッタッタッタッ
彡(。)(;)「ハァ……ハァ……ハァ」タッタッタッタッ
彡(。)(;)「あっ」
(´・ω・`)スタスタ
彡(゚)(゚)「ああっ……原ちゃん! おおーーいっ原ちゃーーんっ」
彡(。)(;)「おおーーいっ(なんで気づいてくれんのや)」ブンブン
(´・ω・`)クルリ
彡(。)(;)「おおーーいっ! こっちや、こっちー」ブンブン
(´・ω・`)スタスタ
彡(。)(;)「なんで……なんでや、どこいくんや(ワイが見えてないんか)」
彡(。)(;)「うっ……また頭が……」キイイインッ
彡(。)(;)「はぁ……もういやや……」
彡(-)(-)「……つかれた……」
彡()()「……」
スイマセン ミナサン ムスコヲ ヨロシクオネガイシマス
(´;ω;`) 「うっ、お兄ちゃんどこいっちゃったんだろ」
ドコダーー ヘンジシローー オーーイ
オオォーーイ オーーイ
(´;ω;`) 「お兄ちゃーーんっ! おおーーいっ」
「おーーいっ」
「お兄ちゃーーん」
「おーーいっ」
*
?「夏の入道雲はええなー」
?「川も綺麗やで」
?「セミの声も夏らしいわ」
?「まだまだ夏休みはこれからやで」
?「あははは」
?「あ、そうや!原ちゃんとゲームの続きやらな!」
?「今日も暑いわ」
クネクネナンテ ツクリバナシダッテ エー ホラアノアタリジャナイ?
?「あの声は」
?「こっち見とる。間違いないわ!」
?「きっと原ちゃんや! なんや気づいとるやないか!」
?「今日も遊ぶんやで」
?「おおーーいっ!」
?「おおーーいっ! こっちやーー」ブンブン
彡(●)(●)「おおーーいっ! ワイはここやでーーっ!」ブンブン ブンブン
今いくでーー
彡(゚)(゚)「くねくね? そんなんおるわけないやろ」完
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