あなたを殺したもの

あなたが何を望んでいたのか、

僕には知る術がありません。

あなたが本当に言いたかったことは、

あなた自身でも掴みきれていない、

小さなことだったのかも知れません。

その、小さな積み重なりが、

ひとつの大きな塊になった時、

あなたの行き場を奪ってしまい、

あなたを殺してしまったのではないかと、

思うのです。

僕も今、扉のない壁の前にいるので、

ふと、そう感じました。

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