突進マスター
人斬りイド:うちんくのマスターはな…晶石の間を日向一人で闘わせちょる…んでにやけてんねや。
そん時決まって言うんはな…【ひらひらする服の裾捲って抱きつきたい!】……ってよ。
賭けてもええ、ありゃいつか日向に張りまわされるで。前世は闘牛の牛じゃな、ありゃ。
(日向の服の裾がひらひらしている…)
マスター:(捲りたい…ちょっとだけ……!)
(我慢できず戦闘中の日向に突撃する。敵と勘違いした日向に手刀を食らわせられる)
酣:(何、やってるんですかマスターは…?)
音無:(とうとう我慢の限界で裾捲りに走ってしまって返り討ちにあったようで…)
イド:ほれ見たことか。やっぱマスターは生粋の闘牛じゃの!かっかっか!
日向:突然何事ですか!?反射的に攻撃しちゃったじゃないですか…
(マスターは落ち込んでいる…)
日向:そもそも戦闘中に裾捲りする人が居ますか!?どうして終わるまで待っててくれないんですか!
音無(捲るのは良いんだ…)
酣:(叱るべき点がずれているような…)
イド:(ほぅ、戦闘中に裾捲りするたぁ…以外と手練れじゃの。)
酣&音無:(主様(主)が一番着眼点がずれてる!?)
イド:なんじゃ?そげに変なことゆーたかの……?
マスター:だって……せんせーのひらひら……戦ってるとき、すっごく格好いい…ロマンの塊……
イド:ほ?マロンけ?そりゃおまん…栗じゃろ?
日向:イドまでボケなくて結構です!……ロマンが足りなくて申し訳ありませんが、今なら構いませんよ。
酣&音無:(今!?やっぱり捲られるのは良いんだ…)
イド:良かったやないけマスターよ。闘牛の意地見してこい!
マスターあのね、ありがと!
(服の裾を捲るとしがみついて動かなくなった…)
イド:ちょ……ちょい、マスターよ。おまん…
酣:(そこ、股間なのでは…)
音無:(そもそも闘牛扱いは突っ込まないんだ、マスターって…)
酣:(音無!?何処に注目してるんですか…)
(裾を持ち上げると何故かデレデレの表情のマスターがしがみついている。場所が股間であることを除けば幸せそうである……)
酣&音無&イド:……へ……変態(じゃ)!!
日向:あの……それはどういう意味…
酣:その……幸悦の表情を……マスターが…
音無:魅了……ですかね?これ…
酣:(その後興奮し過ぎたマスターは熱で倒れて医務室に缶詰めになりました。日向様を見るたび容態が悪化するので面会謝絶になるほど…
その間はエル様やヘルム様に診てもらっていたようです。見立ての結果、やはり魅了に掛かっていたらしく…薬では治らなかったそうです。
マスターは自在に体型を変化させられます。ちなみにこの時は日向様の背丈の半分でしたから……非常に危険な絵面でしたね…)
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