イドと剣精(気付かない思い)

(イドは手にした小瓶をみつめている…)


イド:あん時の幼子は元気じゃろか。忘れちょるかもしれん。じゃがそれでええ…光と影…無事ならそれで……


酣:(目の前にいらっしゃるのですが…多分、ご存じないのは主様だけ……ですね…)


音無:(主、記憶力は悪くない筈なんだけど…)


酣:(主様の関心は、自分が手に掛けた獲物と…その遺族だけですもの。無理もありません。)


音無:(それにしても本人だけが気付かないって………皮肉にも程が…)

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