このエピソードを読む
2022年1月31日 17:38
おそらく誤用ではないかと思います。「ハンネスさんが持ってきた樽は、人と同じくらいの大きさで、中には並々とワインが入っている。」の「並々と」の部分。漢字で「並々」と書くと、「良くも悪くもない」「ありきたりな」と言うような意味になります。(並々ならぬ努力、などの使い方)あふれるほどいっぱいの、と言う意味の場合は「なみなみと」とひらがなで書くのが一般的で、それに当たる漢字はないようです。これら2つの「並々」と「なみなみ」は、辞書でも別の言葉として分けられていますので、あふれるほどいっぱいと言う意味で「並々と」と書くのは誤用ではないかと思います。なお、日本国語大辞典では、「あふれるほどいっぱいの」の方の「なみなみ」の語源説として、〔大言海〕「波波の義」とはなっていますが、確かな語源は不明なようです。
2020年2月22日 20:06
「オーク樽」 一瞬ギョッとなりましたが、二本足の豚さんではなく植物の方ですか。 でも酒を入れる革袋はあっちのオークの皮を使うのかな?
作者からの返信
@eggeaterさん、コメントありがとうございます。お酒の樽としてのオーク樽は、実在する物ですね。オークがいる世界だと、少し紛らわしいですが(笑瓶の他に、革袋に入れる場合は、魔物の皮を使用しているのかもしれませんね。
おそらく誤用ではないかと思います。
「ハンネスさんが持ってきた樽は、人と同じくらいの大きさで、中には並々とワインが入っている。」
の「並々と」の部分。
漢字で「並々」と書くと、「良くも悪くもない」「ありきたりな」と言うような意味になります。(並々ならぬ努力、などの使い方)
あふれるほどいっぱいの、と言う意味の場合は「なみなみと」とひらがなで書くのが一般的で、それに当たる漢字はないようです。
これら2つの「並々」と「なみなみ」は、辞書でも別の言葉として分けられていますので、あふれるほどいっぱいと言う意味で「並々と」と書くのは誤用ではないかと思います。
なお、日本国語大辞典では、「あふれるほどいっぱいの」の方の「なみなみ」の語源説として、〔大言海〕「波波の義」とはなっていますが、確かな語源は不明なようです。